他の記事でも散々言ってますが、私はシャーマンキングという少年漫画に登場する道蓮がだーいすきです。
そしてそのお嫁さん、アイアンメイデン・ジャンヌもだーいすきです!
え?この二人夫婦なん?なんで?
と思ったあなたはジャンプ連載時期のマンキンファンですね。
奇遇ですね。蓮をガチ推ししてた私も最初は信じられなかった。
今回はこの二人の出会いからスーパースター最新章までの流れのご紹介と考察をしていきましょう。
蓮とメイデンが結婚したのはいつ?
蓮とメイデンが結婚した事が発覚するのは無印シリーズの最終回、第300廻です。
ジャンプ連載時や平成アニメでは描かれていないので注意が必要です。


シャーマンキングはジャンプ連載終了後から約5年後、話の続きを書き下ろした大幅リメイク版シャーマンキング完全版という単行本を発行しております。
約350ページ強の書き下ろしという超豪華版です。
ここで葉くん達の大人になった姿や、蓮メイの結婚や、ホロホロの過去等の話の本当の結末が明かされるという事なのです。
しかしこの完全版も現在絶版しており……現在は講談社から発売されている完結版で読むことが可能です。
雑誌連載していたわけではないのでそんなの発行してたことすら知らなかったという方も多いでしょう。
完全版?完結版?言ってる意味がわからんという方もいらっしゃると思うので解説記事を置いておきますね。

伝説の打ち切り「プリンセスハオ」までしかマンキン知らね~!って方は講談社完結版の32巻から続きが読めるので一読をば!
伝説の打ち切り廻「おやすみ」からの、
朝日が差し込んで葉くんが目覚め
「……もう十分、寝させてもらったよ」
の一言から始まるオープニングタイトルは、一気に読者の気持ちを当時の連載の続きにタイムスリップさせてくれるような、そんな武井マジックを味わえます。
令和アニメでも見る事ができます。
令和版シャーマンキングが見られるオススメ配信サイト
Amazon prime videoでも見られますが、結局dアニメorアニメタイムズへの追加課金が必要です。
そうしますと料金的には最初からdアニメストアに加入した方が最安値。
さて今回の記事の本題は蓮メイについてなので、マンキン本編感想は別の記事にて記述するとして。
マンキン無印シリーズで出会いから結婚までを振り返ります。
さて無印シリーズ。蓮メイ二人の接点はほぼございません。
隅々読んでも本編中は一切会話してない。
初めて二人が会話したのは2018年に連載開始した続編外伝「レッドクリムゾン4話」という。時空超えすぎてた。
初会話が2018年発売の漫画だなんて……(後述します)
さて、そんな二人が初めて出会ったのが無印124廻。

参考資料:漫画版第124廻(ジャンプ、講談社単行本共に14巻、リミックス版7巻収録)より
著作権違反したくないので画像は載せませんので、皆様参考資料はお手元にご用意くださいませ。
蓮とメイデンの出会い、というかここまでさかのぼるとメイデン初登場御開帳シーンになると思うんですけど、
一ページ目。
上半身すっぽんぽんのメイデン様を真顔でガン見する蓮。
ホロホロもチョコラブも竜さんも(葉くんはアンナさんに目隠しされている)顔を赤らめるなか
彼だけ真顔でガン見。
彼女のシャーマンファイトでの試合を終えて、「強い人間だけがシャーマンキングになるという筋が通っている」と冷静に分析しています。
容姿などを気にしている場合ではない巫力量だったのでしょうね。
しっかし今思うとメイデン様、とんでもないキャラデザですね。
ターニングポイント1:シャマシュのキッシュ
うーんこれは説明するまでもない作中唯一最大の接点。
参考資料:ジャンプ&講談社単行本20巻~21巻、リミックス10巻、持っている方はファンブックをご用意下さい。

蓮蘇生の為の儀式は眠りの森の美女を例え「シャマシュのキッシュ」により彼は復活する事となるのです。
しかしこれ接点というか会話してない。
一方的な蓮の罵倒で終わります。「迷惑だ」と。
そんでびっくりして泣いちゃうメイデン様。
これ思ったのが霊体でも、事務的な儀式だったとしてもキッシュには動揺するんですね蓮くん。
メイデン様の事全然興味なさそうに見えて実はやっぱちょっと可愛いとか思ってたりしたのかしら。してたんでしょうね。
ファンブック(万辞苑?マンキンブック?)にもあれはカウントせぬ!と動揺を隠せません。

更に確認して頂きたいのが令和版アニメ主題歌「Soul salvation」のパッケージ内に描かれている武井宏之先生描きおろしイラスト。
彼の恰好はともかく(なぜか全裸)めっちゃくちゃ意識してますがな
補足:マンタリテでメイデン様は語る。
最終回完結後に一緒に発売されたファンブック「マンタリテ」にてメイデン様は語ります。
「あんなに面と向かって罵倒されたのは初めて。思えばあの時から私は彼の事を……」
ここでマルコに止められる。
ねえ!続き!続き聞かせて!もっと詳しく!!
ということはメイデンちゃん、この時には蓮を意識していたと推測してよろしいでしょうかね。
ターニングポイント2:今のオレは電速の蓮
ここのセリフは読んでて痺れた。この戦いでは蓮の名セリフのラッシュが続きます。
この時はまだギリギリジャンプ連載中ですかね。
参考資料:ジャンプ&講談社版単行本31~32巻、リミックス15巻をご用意ください。

第273廻~278廻。火山のプラントマグナ戦。
その前の戦い、谷のプラントブロン戦にて命を落としたホロホロと蓮は、メイデンの全ての巫力と引き換えに蘇生に成功します。
もう戦力になれず、谷のプラントに一人残ったメイデン。
不様だなと嘲笑うマグナに、蓮はこう返します。
「メイデンは不様なオレ達の蘇生の為に、巫力を使い果たし谷のプラントに一人残った」
「だからせめてここは、生き返り少しだけ強くなったオレがキサマを倒す」
「…オレはもう、ためらいが生まれる様な戦いをしたくはない…」
それは弱者の発言だと、「生き恥を晒すな!!!」と蓮を煽り続けるマグナ。
ここでの蓮はそれでも表面上は冷静を保ちます。
「しかしマグナ、今オレが卑に屈すれば、尚更それは不様じゃないか」
ここでの蓮、完全にメイデンを意識しています。そうでしょ?そうですよね?
メイデンによって蘇った命を無駄にはしないと。
不様だと言われても、そんな腐った意地を張るのかと馬鹿にされても、それでも生きてここにいる。と。
蓮が精神的に大きく成長するポイントもここの戦いには含まれているのですが、それはメイデンがいたからこそなのかもしれません。
ここでのマグナと蓮の掛け合いが本当にシャーマンキングという作品らしくて私は大好きです。
一度命を落としたからこそ言える言葉がある。
当時、「簡単に人を退場させたり蘇らせたり、人の命を軽く見すぎている」という理由でマンキン購読をやめた読者は本当に多く(当時のインターネット上では色々言われていましたね)アンケート順位が低迷したのも事実です。
恐山ル・ヴォワール編以降のマンキンは体感としても面白くないと言っている人が多かったけれど、私個人の意見としてはマンキンは後半からが本編だと思っています。
うーんジャンプ対象年齢の壁ですよね……。
さて、話を戻して。
メイデンが谷のプラントに一人残り、祈りを捧げるシーンと共に。
(戦士の為に祈るとか言ってますがその場面の後に蓮とマグナが戦ってるんだから蓮の勝利を祈っているような錯覚をしてしまう)(表現が上手すぎる)
マグナからの攻撃を受け続ける蓮は、こう考えます。
「不様な自分が頭にくる」
「文句なしに敵をぶっ飛ばす技を我は欲す」
オパチョが蓮の心を読むわけですが、頭の中は中国語だった。胸熱。
蓮はマグナとの攻防の末、新技を編み出します。
「ここから先の戦い、勝負を決するは己の力にすぎず」
「オレはメイデンの抜けた穴を埋めるべく、チョコラブを超える光速の体技を欲した」
「今のオレは 電速の蓮」
メイデンの得意技は光速の攻撃。
そのメイデンの力を補うように、蓮は新たな技をマグナにぶつけます。
もうこれビンゴじゃん……
この地点で両片思いじゃん……
この時の蓮本当に痺れるくらい冗談抜きでカッコいい。
あとちょっと関係ないかもしれないんですけど。
第279廻の蓮とチョコラブの会話が最初理解できなくて。

この後蓮の「エレキBANG」の秘密が知りたいチョコラブが「メイデンの時みたくこっそり教えてくれ」って言うじゃないですか。
空っぽのアイアンメイデンをフェイクに連れていこうと提案したのも蓮って事で合ってますか?
あれはてっきりリゼルグ案だと思っていた……。
この時蓮とメイデンは何か会話したのかな?読者に惚気を一切見せない気だな?
この時まだマンキンは連載中だったけれど、武井先生はおそらくこの段階で蓮の結婚相手はメイデンと決めていたのかもしれませんね。
葉くんとアンナさんには必ず子供ができると思えば、確かに次世代としてもう何人かキャラクターを作らないとと思った故の設定づくりだったのかもしれません。
接点はないがフラグはちゃんとあった。
ターニングポイント3:オレの家族…
ここから先はジャンプ連載後のお話です。
ここで決定的に蓮メイフラグが立ちます。
参考資料:講談社版33巻、リミックス16巻

蓮メイフラグの前に蓮推しとして語りたいシーンはまだまだあるんですけど(樹林プラントとか……)
ここからはシャーマンキング無印最大(個人の主観です)の蓮の見せ場がやってきます。
第290廻~第291廻、洞のプラント、ニクロム戦。
「ハオを助けに行く」
そんな葉の言葉を最初理解できなかった蓮は、この戦いを通じてようやくその真意に気付く。
兄を蓮に殺されたニクロムと対峙する彼は、自ら憎まれ役となりニクロムを挑発すべく、初期の技で圧倒的にねじ伏せていく。(この時の蓮の顔がめっちゃいい。顔が本当に良い。好き)
本気でオレを憎め、と。
本気の心をぶつけてこい、と。
満身創痍のニクロムは蓮に向かって叫ぶ。
何が憎めだ。何が不迷だ。お前、矛盾してるじゃないか。
「憎しみの連鎖を断ち切るなんて!やっぱりお前にはできないんだよ!!!」
ニクロムのオーバーソウルを手で受け止める蓮は、こう返す。
「出来るさ。全てオレが受け止めるのだからな」
連載初期から抱えていた蓮の心の闇と、家の問題。
憎しみの連鎖を断ち切る為にシャーマンキングを目指し、それを不迷とした彼は、ここでついに結論を出すのです。
「答えは、悩みきることだ」
この一言に蓮の全てがつまっていると思います。
作中で一番精神的に成長したキャラクターは道蓮だったなと。だから私は彼の事が好きなんだなと改めて感じるシーンです。
さて、ニクロムとの戦闘の後、蓮はここで初めて素直に弱音を吐きます。
自分が受け止め続ける憎しみがやがて大きくなり、自分を蝕み、やがで自分が鬼になってしまうのではないかと。
プライドの高い蓮が仲間に弱音を吐くことなどなかなかないですよね。
葉くんはそんな蓮にこう言います。
いずれ良い人が見つかり、家族ができれば、憎しみなら全て吹っ飛ぶと。
憎しみを消すのは愛だ、と。
ここです。
この言葉を聞いた蓮、
「オレの、家族……」
と言いながら頰を赤らめます。
この時すでに蓮の心にはメイデンがいたのでしょう。
決定的なフラグです。
こうして無印は完結しました。
300話。最終廻。
参考資料:講談社版単行本35巻、リミックス版16巻。

大人になった蓮は、銀髪で赤目の少年、黽(メン)を連れてふんばりヶ丘にやってきます。
黽のかーちゃんは誰だ。
キサマに教える義理はない。
と、友達なのに結婚報告をしないとかどんだけメイデンさんを独占したいのか…
ここで蓮はメイデンの名をあえて出しませんが、黽くんの特徴でお察しできますよという展開。
最終回はシャーマンファイトから7年後なので、2007年。蓮21歳で黽くん0歳。
ここで一旦シャーマンキング無印は真完結を迎え、幕を閉じます。
馴れ初めは講談社版24巻(それか集英社完全版27巻)を見てくださいね。

(コミカライズしないかなあ……)
さて。
真完結とはいえ、マンキンシリーズはまだ終わりません!
続編、そして新章と続きます。
むしろ蓮メイ的にはここからがスタートです。
無印以降の蓮メイ
蓮メイ好きがブッ倒れてしまいそうになる漫画を紹介します。

シャーマンキングFLOWERS 全6巻。アニメ化してます。
マンキンの正統続編なので蓮メイが好きじゃなくても見て欲しい。
メイデン様の所在に色んな意味でブッ倒れる。でもここ読まないとこの先の外伝読んでも理解できないと思いますので蓮メイの入門編としては必読。
ようこそ地獄の入り口へ。

SHAMAN KING レッドクリムゾン 全4巻。
マンキンの外伝。FLOWERSに続く物語。
全話読んで欲しい。最初から最後まで蓮メイ。
四話、十話、最終話が特に濃い。
個人感想は上記記事にて。
でもFLOWERS読まないと絶対内容はわからないので先にFLOWERS読んで。
救いはあるようで今の所は未解決。蓮メイの民は堂々巡りの考察をするしかないのである…

SHAMAN KING マルコス。全5巻。
レッドクリムゾンの続き。
蓮メイの結婚式が見れます。
話が普通に面白い。これ読まないとシャーマンキングそのものが理解できない。
感想は上記記事にて。
SHAMAN KING THE SUPER STAR 全10巻。
マンキン続編。FLOWERSの続き。
次世代もかつての主人公も新組織もなんでもかんでも入り乱れる最強の続編。
蓮は終盤までほぼ出てこないがしかし息子の影にある蓮の存在感がありすぎる。なんだリゾートホテルの建設って。なんだリゾートホテルR&Mって。地球上に家族愛を主張してくる道蓮の存在感たるや。

メイデン様は4巻に登場します。レッドクリムゾン読んでからそのシーンを見ると泣く。
その手に持っている物、なんだと思いますか……?
レッドクリムゾンから読み取る蓮メイ
この先の話はレッドクリムゾンのネタバレを存分に含みます。
全て私自身の個人的な蓮メイに関しての意見となります。
不快に思った方は閉じてくださいね。
潤さんが主人公の漫画作品ですが、今回は蓮メイをメインとしている記事となりますので彼女の事はいったん脇に置かせてください。申し訳ありません。
本編、詳細感想は下記にて。

まずレックリ1巻にあたる1話~4話、メイデンがもうこの世にいない所からのスタートとなりますね。
メイデンがこの世からいなくなるシーン、それが初めてレックリ4話で明かされる。
そのまま2巻。
「何でもかんでも蘇生すんのは……」
「メイデンも蓮もそれを望むかわかんねー」
「お墓は建てた」
という所からメイデンの蘇生は絶望的なんですね。

黽はメイデンの蘇生を望んでるかもしれないけど、あまりにも罪を多く背負った蓮メイの二人がそれを簡単に受け入れて自分達だけが幸せに生きるなんてそんな事はできない。
「お前達はどうあがいても幸せにはなれない」
珍さん、その言葉は私にとって呪いだった。リアルタイムで連載を追っていた時、数か月、この言葉に悩んだ。
『幸せになるために一緒になった』んじゃなくて、
『共に不幸になるためにこの二人は一緒になった』んだ……
私はしばらくそう思っていた。
はいはい私の意見はどうでも良い。そのまま三巻。
も~~~~~見てこの表紙!推しが推しが推しがかっこいいんですよ~~~~
蓮のアクスタ出ませんかね~欲しい!!
そして三巻、解釈総辞職の第十廻です
十廻に関してはもう記事があるので詳しくはこちらを見て頂きまして

私はこの廻で珍さんの呪いが解ける。
じいさんがそんな事言おうと、蓮はメイデンと黽を幸せにしたい。
『共に不幸になる』のではなく
『自分一人で幸せになれないのなら、お互いがお互いを幸せにする』が蓮メイなんですよ。(と私は思う)
ここで蓮さんの奥様に対する壮絶な爆弾級のノロケ話が聞けるんですけど。
私はここで疑問に思うのですよ。
蓮はメイデンにぞっこんで愛していて大好きなのは伝わる。
でもね
私にはメイデン→蓮が一切見えてこない。
ここ、ここです。
ここにすごくもやもやしてるんです。
メイデンからあるとすればマンタリテの「あの時から私は彼の事を……」発言と
レックリ四話の一連のやりとり。
本当にこれだけ。これだけなんです。
本当にメイデンは蓮が好きだったのかな。
罪の意識で一緒にいるだけじゃないのかな。
どうして黽という幼い一人息子を置いて一人で聖少女としてこの世からいなくなってしまったのかな。
ここ、本当にわからない。
でもね、レックリ最終廻で少しだけわかった。
シャーマンキングは国語の教科書ということを忘れるな
蓮は多くを語らないし、他のキャラも本音を口にするキャラってそんなに多くなはい。
葉くんだって人間が嫌い
ホロホロだって心の奥底はクールなんです。
なんなら蓮は他のキャラと比べたら喋ってる方だと思う。
蓮メイのフラグは無印原作のそこかしこにあるのに、二人は会話を一切しないし接点なんか一切ないので読者が読みとるしかないんです。
はい、そんなわけで今回のレックリも国語の授業です。
・メイデンは本当に蓮のこと好きなの?
・蓮メイ黽は蘇生を望んでいるの? を追います。
レックリ4話ってやっぱり大きい
一つ目の疑問
・メイデンは本当に蓮のこと好きなの?
そりゃ好きだろ。深く考えすぎだよ。ここはシンプルに考えましょうよ(自分で自分を説得するスタイル)
夫が買ってきてくれたチーズでチーズケーキを焼く女だぞ。
しかも以前も作ってるぞ。
あと、やはりこのセリフ
「シャマシュ……黽の事、どうか守って下さい」
「―――…蓮…… 愛をありがとう きっとまた会えますよね」
メイデンの最期のセリフです。
家族にはこれだけ、たったこの一言だけを残して、この世を静かに去るのです。
「愛をありがとう」
他人にも愛を与える事ばかりだったメイデン。今回のブラックメイデンに対してもそうです。彼女は博愛主義者です。
人を愛することを厭わないメイデンが、
「愛を(くれて)ありがとう」と蓮に向けて残すのです。
愛を与えていたメイデンが、逆に愛をもらえて嬉しいんです。
深く考えすぎだろって?考えますとも、だって彼女が蓮に向けて発した数少ないメッセージですよ!!むしろ唯一といっても過言ではない。
でもね、ここのメイデン、まだ聖少女です。
自分を犠牲にしてまでブラックメイデンを助ける、その行動と、
「愛をありがとう(でももう私はこれ以上の幸せは望まない)」ともとれるんです。
自分が幸せになれないとわかっているから。
レックリ最終廻から考えます
二つ目の疑問
・蓮メイ黽は蘇生を望んでいるのか
FOM 神々の代理戦争。
勝てば一つだけ望みが叶う。
黽の望みはひとつ。しかし黽くん、これもここでは語りません。
おそらく、おそらくですが母の救済、蘇生です。
蓮の望みはおそらく、憎しみの連鎖を断ち切る世界、世界が平和になるような世界づくりです。
メイデンが望む世界を作る、それが蓮の望みです、が!!
蓮さん!それは!神には!頼りません!!!!!
痺れる……かっこよすぎて初見時スマホぶん投げたんですよ(お前の意見はどうでも良い)
私の確信は次の蓮のこの一言
「FOMで ジャンヌの魂を救うぞ」
この一言で全ての廻がイコールでつながります。

私の個人的読解
メイデンの第4話のセリフ「愛をありがとう」の次
「きっとまた会えますよね」
この部分、聖少女として発するなら明らかにおかしい。
決意して、家族を捨ててまで自己犠牲を払うならばこのセリフは出てこない。
4話を初見で見た時、
10話を初見で見た時、
そして16話、最終回でだいぶこの言葉の印象が変わるんです。
4話は
「霊だったらそりゃいつか会えるよな」って単純に思った。
10話は
蓮の「必ずまた会えるその時……」の言葉で
蓮は会う気満々でいるし、
メイデンがいつか会えると信じてたことが、蓮にも伝わってるんだなって安心した。
ってかそのメッセージ、テレパシーで伝わったの?とも思った。
メイデンが口に出して残したメッセージではないし、ツーカー阿吽の呼吸なのか?とも思った
夫婦だな!!
そして最終回であれ?って思った。
「FOMで ジャンヌの魂を救うぞ」の蓮の言葉を聞いてから
「救う」とは???????って思った。
「会う」ではない「救う」なんです。
・メイデンは聖少女として家族を残してこの世を去った。
・蓮とメイデンが蘇生を望むかはわからない(by潤とホロホロ)
のに「救う」という言葉が出てくる。
救うとは?魂の救済とは?ブラメイから解放すること?蘇生?
そもそもメイデンが救済を望んでいるのか
望んでいたんですよ
「きっとまた会えますよね」
これです。
これは聖少女の意思ではなく、道・アイアンメイデン・ジャンヌの「個人意思」です。
ここが本音です。
会いたいんです。
蓮と黽に会いたいんです……。
助けを求めてはいけない聖少女の彼女の、僅かな微かな救援信号です。
その救援信号に対しての「救う」発言。
蓮はメイデンの「聖少女」の部分ではなく「ジャンヌ個人の本音」を逃さず掬い取っていたのです。
だから十話であの言葉「必ずまた会えるその時……」がテレパシーのように出てくる。
だから最終回で「ジャンヌの魂を救うぞ」という言葉が迷いもなく出てくる。
ジャンヌの本音を根こそぎ掬い取るなら、蓮がジャンヌを蘇生する可能性はあります。
蓮がゴリゴリに固まったメイデンの聖少女の部分から本音を聞き出せる事を願います。
というか蓮の場合、聖少女の部分も一人の人間としての部分もどちらも愛してくれるのでしょうね。
お姫様を助ける白馬の王子様であってくれ。
おそらく口ではメイデンは蘇生を拒否するかもしれません。
同じく罪を背負う蓮も蘇生に躊躇するかもしれません。
しかし、その背中を押すのは黽だとも思います。
蓮とメイデンが蘇生を望むかはわからない(by潤とホロホロ)
肝心の本人達はなんも言ってないぞ!!!!!
メイデン様が花くん同様生死を気にしないとしても、レックリ当時のメイデン様が次元法、ニュートランスを知っているかは謎ですし……
とにかく、最終章、SKYが楽しみですね!!
くだらん考察にお付き合い頂きありがとうございました!
