シャーマンキング33巻に収録されている読み切り漫画「デスゼロ」の感想を書きます!
この読み切り作品はシャーマンキング33巻の他にも「仏ゾーン愛蔵版下巻」にも収録されていますので、どちらかお持ちの方でお読み頂ければと思います。
今回の画像はシャーマンキング展、シャーマンキング複製原画展の撮影許可エリアで撮影したものを使用しております。
私は紙版はネットで予約し、電子書籍版はブックライブで購入しています。
デスゼロの概要とシャーマンキングとの繋がり
1994年の手塚賞佳作に受賞された作品がITAKOのANNA
1996年に「週刊少年ジャンプ増刊1996年 Winter Special」で掲載されたデビュー作がデスゼロです。
この辺の順序を私はきちんと把握していなくて…仏ゾーン愛蔵版下巻にわかりやすく記載してあったので助かります。
この読み切り作品の主人公、デスゼロこと桜井は、同世界観、同一人物かは不明ですが後のシャーマンキングシリーズにも登場します。
桜井が登場するのは次世代続編のフラワーズ以降となりますが、麻倉葉の息子である花と共にするシーンが多いのでメインキャラ扱いとなり、
フラワーズシリーズはアニメ化もしている為、担当声優が小山力也さんというばっちりぴったりな豪華っぷり。
今回感想を書く読み切り版は原点ともなる作品ですので一度読むことをおススメします!
デスゼロ感想
作品解説がとにかく可愛い。
武井先生、現在はあまり作品解説をしないのでこういう文章を読むとワクワクしますね。
読者の感想が自由に持てるという点では作者が解説をすれば良いという訳ではないので私は今のスタイルも大好きなのですが!
私自身アメコミや洋画に全く詳しくないのでゴーストライダーがどのような作品なのかもわからないのですが、作中ではっきり「ターミネーター」「ゴーストライダー」って叫んでるキャラがいるのがもう隠す気ゼロです!!って感じでそれも良い。
この感想を書くにあたって検索してみたらめっちゃビジュアルがかっこいいので見る時間さえあればちゃんと一度は目を通したい所……
とりあえず映画版(リンクのやつ)を見れば良いのかな……?マーベル作品は複雑すぎてどこから履修するのが良いのかわからない……とりあえず映画版のスパイダーマンは数年前に映画館で見たんですよ……
ターミネーターも金曜ロードショーでたまたまテレビつけたらやってた!くらいの軽い視聴で最初から最後まできちんと見た訳ではない……USJのアトラクションは好きです。
そのレベルで全く映画は見てこなかった人間です。後悔している。
先述した通り、デスゼロは今読み返すとシャーマンキングフラワーズとシャーマンキングザスーパースターの原点をなる作品だとはっきりわかりますよね。
青梅はウルティモにも一部登場しますし……
そのあたりはもうマンキンの感想でおいおい書くとして。
最初のページを見てると主人公に近しい立場にいるポジションのキャラ(マンキンで言うまん太みたいな立ち位置)は5コマ目に出てくる青年なのかな、と一瞬勘違いするのですがそれが全然違う所が良い。なんならこのキャラの名前も出てこない。
ひたすら主人公のデスゼロこと桜井の、たったひとつの叶えたい事を達成させるための物語。
というか桜井さん、特に大きな障害もなく一直線に目的を果たしに来てるんですよね…まるで散歩をしているかのように……
ビビって勝手に物語を盛り上げてるのが主人公の桜井ではなく周囲ですからね。
桜井とメイド長様はもうふたりだけの世界ですし…
ストーリーというかこれは桜井のキャラ設定お披露目漫画…!でもペラペラとページを捲ってたらあまり気にならない。なぜならその設定そのものが超カッコイイし、戦闘シーンが全てを吹き飛ばすくらいカッコイイし、なんならデスゼロが突っ立ってるだけで漫画が成立してしまうくらいカッコイイ。
構図と魅せ方が淡々としておらず最後まで勢いで読めてしまう。
そしてその設定がのちのマンキンにぼんやりと引き継がれている…カッコイイに決まってる。
こちらの読み切りの桜井さん、マンキンの桜井さんよりちょっとひょうきん者で可愛い。
最後のページも良いですよね。締めくくり方もおちゃめで好き。
桜井が活躍するシャーマンキング
フラワーズ?スーパースター?なにそれ?の方はこちら
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