シャーマンキング無印感想、第2巻です!
あの、この記事のタイトルを考えていて思ったんですけど、あの……
令和アニメのサブタイトルが「アンナと道潤」になる理由がね……わかっちゃったん……ですよぉ……
他にもっとあるだろって放映当時は思ってたのですが……確かに単行本二巻に限りある文字数でタイトルつけるとしたら「アンナと道潤」だなって……
アンナさんだけにフォーカスしても物足りないし、マンガのヒロイン初登場巻で潤さんと白竜だけにスポット当ててもおかしいし……
プロが付けたサブタイトルに文句言っちゃダメなんだなって思いました!すみませんでした!
なのであえて葉と葉明の会話シーンからタイトルを取りました。ようやく物語が動き出すシーンでもありますので……!
という事でヒロイン恐山アンナの初登場!
そして同じく初登場の道潤が葉くんに戦いを挑む!
外伝レッドクリムゾンまで引き続ける物語でもある第2巻、改めて感想を書きます!
前回
今回の画像はシャーマンキング展、シャーマンキング複製原画展の撮影許可エリアで撮影したものを使用しております。
私は紙版はAmazonか楽天で予約し、電子書籍版はブックライブで購入しています。
タイトルワードがやっと登場。第9廻「シャーマンキング」
あえての?あえての9話でサブタイトルがタイトルという斬新な切り口。
しかしそんなサブタイトルにするに相応しい廻でした。
要はこの廻、「シャーマンキングって何?」というやっとスタート地点に立った話。
基礎の基礎。ここからリアルタイムで25年くらい続くテーマなので予習はもちろん、続編を読んでいくとなんと復習も必要です。
しかし葉明さまの言葉に、「なんの苦労もしないで……」と返せる葉くんは既に子供の発想ではない。
そのユルい性格はどこで身に着けたんだろうか……
シャーマンキングとは
大いなる自然のサイクルと共に巡る人間の道しるべになるものが「精霊の王(グレートスピリッツ)」
その精霊の王に会い、一体化し、人々に語り継ぐ存在。
全ての能力を持った救世主。
それが「シャーマンキング」という事ですね。
葉明さまの言葉によると
【己の欲に走り、滅びの道を歩まないように、シャーマンキングは存在している】
そう思うと現王(最終廻のネタバレ!!)に就任したキャラがあのような言葉で地球を監視しているのは王にある意味一番相応しいのかもしれない……
それでも王は最終廻を経て人間の事は悪くないと思い始めてきたのだ。
この地点ではまだシャーマンキングに現実味がない
この時はまだ葉くんも蓮も、他のこれから出てくるキャラクターも「カッコイイ」とか「叶えたい願いがある」とか「のんびり暮らしたい」とか夢を持ってシャーマンキングを目指す訳ですよね。
シャーマンキングが何なのか、シャーマンキングになったらどうするのか、この時は誰も何もわかってない。
非常にふわっとしています。夢溢れる話なのですが……
実は葉明さま「シャーマンキングになれば夢が叶う」とは言ってないんですわ
「全知全能究極の霊」「なんでも知ってる」けど「そいつがなんかしてくれるわけじゃない」んですわ
なんでもできる=夢が叶う と少年漫画脳では自然に理解できそうですし
昔の私もそう思っていた。
でもさ……
そうじゃ……ないんだよなぁ………
なんて、続編をリアルタイムで追ってるからこそ出る感想があるな、と思いました。
シャーマン一族、麻倉家。
【じいちゃん】麻倉葉明:陰陽師
【ばあちゃん】麻倉木乃:イタコ
【かあちゃん】麻倉茎子:巫女(パート)
【とうちゃん】麻倉幹久:修験者(無職)
なんかさ、世代と共に信仰が薄れてシャーマンとしての仕事がなくなるっていうの、リアルすぎん?
ミッキー無職じゃん……この時からいじられキャラじゃん……
この時の麻倉家、葉明さまのお力でお金稼いでるような感じなんだろうか……
恐山アンナ初登場!第10廻「おシャマなシャーマン」
ヒロインアンナさん登場です!
これは何度でも言いますがまずキャラデザがおしゃれ。
私自身マンキンは平成アニメから入ったのですが、アンナさんの存在だけはアニメを見る前からなぜか知っていた。
その赤いバンダナがすごく特徴的だったんですよね!
ちなみに「許嫁」の存在は「らんま1/2」から知っていました。
むしろその作品がないとその言葉の意味すらわからなかったと思います(どちらにも林原めぐみさんがいるね、再アニメ化嬉しいな〜!)
アンナさん、可愛らしい見た目に反して性格はだいぶキツい。
そのキツさにも愛があるのですが、当時の私は葉くんやまん太みたいにびっくりしましたね。
最後に葉アンの二人が会ったのは木乃おばあさまの里帰りの時だそうですが、その里帰りのエピソードは未だに語られる事はありません。
19巻でこの二人の馴れ初めが読めるのですが、それは葉くんが木乃さんの所に向かったわけで……つまり二人は何回か会ってる?
「会う度に泣かされてきた」は恐山ル・ヴォワール編まで覚えておくと多分読者が泣く。
さて、シャーマンファイトイントーキョーの説明がここで初めてあったわけで、ここからようやく物語が本筋へと向かっていきます。
補足ですが今回まん太が言っていた「歴代シャーマンキングが誰だったのか」は続編THE SUPER STARにて徐々に明らかになっています。
1998年9月。第11廻「シャーマンライフ」
新学期、まん太が葉くんに夏休み中会えなかったということは葉くんは一ヶ月くらい入院&修行してたわけですねえ。
関東圏の中学生の新学期はだいたい9月なので(当時はそうだったと思う)時系列的には11話段階で1998年9月ということで間違いないですかね。
私ね、電気イスの事は空気イスだと思ってたんですけど、JC版のマンキンは確か電気イスってアンナさん言ってて、そうかあ別名は電気イスなんだぁってずっと思ってたんですけど、
完全版からは空気イスに修正されてて、アレェ?って思ったんですよ。
葉くん自身が強くならなきゃいけない。
シャーマンキングという漫画作品は決してファンタジーではなくて、あくまでも舞台はリアルワールドなわけで
葉くん達シャーマンが鍛えられるのはあくまでも自分の体力とか筋力とかメンタルとか人間の常識範囲の部分なんですよね。
マンキンには常識外れの筋肉を持ってたり、空を飛べる人間は一切登場しない。
そこが良いのよ。
それにプラスされるのが「精神の強さ」「心の強さ」という決して数値化できない部分なので、リアルに私達でも鍛えれる部分。
マンキンの魅力はそこだと私は勝手に思っています。
道蓮の敬語は平成アニメのイメージが強い
それにしてもぼっちゃま、平成アニメのイメージが強いので潤さんには敬語だし、シスコンのイメージがあるんですけど
実際原作では敬語「なんの用です」しか使ってないし
潤さんの初登場時、「まさか」「みくびらないで」っていきなり姉弟喧嘩しそうな空気でちょっとびっくりしたぜ(ぼっちゃま機嫌悪いからでは?)
蓮ぼっちゃまの理不尽なわがままが炸裂しますが子供らしくて大変よろしい。
麻倉葉VS道潤。第12廻「カンフーマスター」
この話、いつも見て思うけど細かい部分の遊びがおもしろいのでぜひ直接読んで頂きたい。
店内ポスターが一コマ一コマで全部違うとか
外の看板の文字とか面白い。
潤さんがここで葉くんの前に現れるのですが、映画を見に行くくだりは2000年版アニメの導入の方がスムーズに感じたので視聴しておくのがオススメです。
導弾道とは、世界中の格闘技をミックスした拳法。
キョンシーって昔流行ったんでしたっけ?
キョンシーの話をするとだいたいこのドラマが話題になりますよね。
本物のヒーローと日本の侍が戦うという夢のような設定な訳ですが、そうも感動していられないのが主人公サイドで、
ヒトダマルバージョン2にいきなりポン!って変わっててびっくりするわけで。
しかもかわいいわけで。
次回に続くわけで……
潤さん、まだ17歳なわけで……
イケイケの道潤!第13廻「屍人形」
このサブタイの文字、アドセンス規約的にアウトな予感がするな……
いや作品のサブタイなので正直に記入するしかないんですけど……
アウトなら無記入でやるしかないなぁ……
さてキョンシーの解説と、そのキョンシーすら助けようとする葉くんです。
白竜は17年ずっとずっと潤さんに操られてる、会話もしないお人形さんなわけですねえ……
道家は主人公サイドのメインキャラクターになっているので忘れがちですがとんでもない倫理皆無一家です。
そんな「やってしまった側」の道家が「やられた側」にもなり、やったやられたの歴史を繰り返し、無印以降の続編ではついに道家の前に強大な相手が登場してしまいました。
改心します、はい終わり!じゃないのがシャーマンキングのすごいところ。
まん太が格闘技にも詳しいのは武井先生も好きなのかな、とか
葉くんに顎クイする潤さんとか
アンパンマンの顔のように札を入れ替える潤さんとか
「白竜!新しい札よ!!」(テッテレッテレッテッテー♪)(そんな事は言わない)
潤さんとか
潤さんとか
潤さんとか
まん太がそんなのあんまりだ!ってなるの、そりゃ当然なんだなぁ。
イケイケどんどんな潤さん、新しいアニメでも見たかったなあ。
私は格闘技詳しくないんだなぁ
感想の引き出しが今回は少し少ないなあ
アンナさんが「おばあちゃんから聞いたことあるわ」って言うの可愛くない?
「木乃が」とか言いそうなもんですが。可愛いね……
友達がいる子、いない子。第14廻「走れまん太」
この頃の初期のマンキンは単純にセリフ量が多い気もして読み応えある。
友を信じるのが何より大事アローと
知識のハンマーという必殺技……
格ゲーでも使えましたよねたしか
この格ゲー、一番マンキンの格ゲーとしてやりごたえある。
まん太の活躍が一番のメインなんですけど、竜さんファミリーのセリフ回しもおもしろいんですよね。
ようかん?
食いてえのか!
とか
聞き違いも甚だしいやつ(笑)
身長80cmしかないまん太にここまでやってしまう当時の竜さんの荒くれっぷりもなかなかです。若い(若いじゃ済まされない)
友達がいない潤さん
あと個人的には潤さん。
蓮の時と同じで、友達を信じる葉くんと、友達なんてくだらないと吐く潤さん。
潤さんも蓮と同じで友達いないわけで。
蓮はこの後葉くんたちと色々ある展開が待ってるけど、
潤さんには何もないんですよ……
蓮は13歳から成長していくけど
潤さんは17年、いやこの先もまともに友達がいるかわからない……
苦しくない……?
道家にずっと囚われてる潤さん……
そこまで作者は考えてない……?いやでもレックリ……
レックリ……
どうか潤さんも救って欲しい。紅紅が友達になるのかもしれない。いや……わからない……
(今回あんま感想らしい感想書いてない気がするな)
霊の見える人間に悪い奴はいない。第15廻「パイロン怒りの一発」
巻頭カラ―は電子版だとカラーで見れます。
白竜のプロフィールが記載されていますが、潤さんが生まれる三年前にすでに道家の持霊にされていますね。
とりあえず強い人間はストックしておいて、その中から潤さんに相応しいものをチョイスした感じか……
道家!ってなってる1コマと、白竜の人生を描いた1ページ。
まず道家の家族がシルエットになってるわけですがすでに先の展開を知ってて読んでると円パパがね、すでに位牌を体中に巻き付けてるっていうね。
円パパの正体のネタ種はここですでに撒いてるっていうね。
あと白竜の人生。
女の人二人いるがなんなんだ。
家族写真の方の女性は奥様だと思うけど、あの黒髪の女性はなんなんだ。
愛人なのか、結婚前の元カノなのか
知る由もないが……知る由も……ないが……??
霊の見える人間に悪い奴はいねえ
つまり霊の視えない人間の中にホンモノの悪い奴がいるってコト……!?
「仕返しなんて楽しくない」と止める葉くん、
のちの名言「やったらやり返される」の最初です。
「どうしたら楽しくなれるのか考えよう」と言える葉くんのその考えに至る原点はどこからなのかな
19巻……?
ゼロストでも描かれていたかなあ……?
最近ちょっと嫌な事が続いてるので、「どうしたら楽しくなるのか」リアルに考えてしまったな……
過去の偉人も呼び出せる!第16廻「クチヨセ」
アンナさんかっっけぇぇぇぇ!!!!
今まで葉くんの修行メニューを考える口が怖い恐ろしい嫁の印象しかない(言い方!)アンナさんの実力を披露する話!!
この口寄せ演出、平成アニメが最高なのでアニメも合わせて見て欲しい!!
いつでもどこでも霊を呼べちゃう話せちゃう!アンナさんと
自分の身体を使い霊を憑依させて動けちゃう!葉くんの
夫婦の連携プレー!!
どんなヒーローも偉人も呼びたい放題!
戦略として阿弥陀丸をいったん引きはがす除霊モードとか
そのままトランス状態を維持して!とか
こう、言葉の使い方と一連の動作が流れるように読めてテンション上がる。
トランス状態になることをマスターして霊が見えるようになれば、実際に世界や日本にもいらっしゃるシャーマンやイタコになれちゃうのかなって子供心にわくわくしませんでした?
少年誌だなあ!ってキラキラした心で読めてしまう。
潤さん、無理、って簡単に諦めたりして、キョンシーを操りきれてないんだなあってまだ若さが見える。
「潤、そんなものも制御できなくて?」って
蘭さんが見たら笑うかもしれないなあとか思ってしまう(これは妄想です)
続きはレッドクリムゾンにて!第17廻「パイロン導弾道への道」
白竜、夢を追う為に自分の身体使うという斬新なアイデアすぎるし潤さんに「札なしでな」ってお願いするし潤さんは暴走する白竜を諦めたりでも諦めきれず「白竜!」って目を潤ませたり「私の白竜!」って駆け寄ってみたりまぁまぁまぁ(一息)
潤さんにとってやはり生まれた時から傍にいる白竜は唯一縋れる存在なんだろうか
キョンシーが自分の意志で動く事はかなりレアケースとはいえ、やはり完全に独り歩きするのは難しいんでしょうかね。
白竜は札なしを望んでいたとしても潤さんがいないとメンテナンス云々で完璧には動けないと思いますし。
今後の潤と白竜がどのように心の決着をつけていくのか、それはレッドクリムゾンに。
アンナさんがムッフーってなってるの可愛いし
(ダンナ……?)ってなってる潤さんもかわいい。
まん太にとって白竜はとんでもなく神のような憧れの存在だけど
これから結構白竜とまん太って対面する事多いよね。
自分が憧れる俳優が近くにいるって
キョンシーでも胸がざわつくもの……なのかなぁ……
単行本二巻の最後の話でひと段落するのはすごォくキリが良くて計算して作ってるよなぁ……と勝手に感動しています。
平成版アニメ感想
令和版アニメ感想
次回