シャーマンキングオタク目線で読むハイパーダッシュ!四駆郎感想、二巻です。
お恥かしながら先日徳田ザウルス先生のダッシュ!四駆郎を読破しました。
前回の1巻感想ではまだ読んでいる途中だったので中途半端な感想しか抱けなかったのですが、
今回はそれも踏まえた感想も書いていきます。
前回


今回は第二巻!ポイントは
ハイパーダッシュ軍団の結成
タンクローVSボム・クロウ
Mr.Gの正体を踏まえた彼の目的の付箋
です。
ところで単行本の帯、マガジンエッジの猫ヶ原の宣伝載せてるのすごくない……?他社ぞ……

PHASE4:ハイパーダッシュ軍団誕生!!
前の「プラント」も「メイズ」もシャーマンキングで聞いたことがあるぞ……
戦闘スタイルやセリフ回しも含めて徳田版のオマージュがあって楽しいですね。
クールに見せている進駆郎がやっぱりおばけに驚いたり、セコかったり、
スティックに機体を乗せて軌道を変えたり……
やっぱりダッシュ!四駆郎読んでて良かった!
輪子ちゃんの貞操は守られました。そこは安心の武井先生。
ダッシュ軍団が「ハイパーダッシュ軍団」にパワーアップ
5台すべての新型マシンがお披露目となり、制服もリニューアル。
少しだけ大人になった四駆郎たちの圧巻の見開きです。
ニワカの私でさえついつい歓声を上げたくなりました。
きっと元々のファンの方はもっと嬉しいんじゃないかな……と想像したりします。どうでしょうか。
それよりもMr.Gが気になる四駆郎。
しらばっくれる皇さん。
謎が深まるまま、第二関門に進んで……落ちていきます(そりゃ進駆郎もビビる)
命がけの第二関門。ミニ四駆は遊びじゃないとはいえ……
新キャラ、ボム・クロウの端的なセリフ回し、カッコイイですよね。
「完成。」からの「打ち破れ。」
小学館ならではの読点があることを利用したクールな演出です。
対するはタンクロー。
スピードよりもパワータイプの彼ですが、それでも疾走感ある演出に大変見ごたえがありますね。
さて。
「ミニ四駆は遊びではない、おもちゃではない」とレーサーたちは都度口にしますが、これにも程がある今回の「ハイパーダッシュ!」シリーズ。
ミニ四駆は遊びではない。
が、ルールに則りレーサーたちに大きな危険があってはならないのがミニ四駆です。
徳田版ダッシュ!の終盤でも縄文時代の秘宝を巡り汚い大人が登場したり、『黒い風』主催の地獄キャラバンなど、レーサーたちの命が危険な場面もありましたが、基本は人間の安全は確保していくべきミニ四駆の世界。
しかしボムは最初からその命を粗末にするような発言をします。
ダークドミニオンズは子供が巻き込まれて良いような組織ではありません。
今回のルールは本当に遊びではなく命がけです。ぶっ飛びすぎです。
そしてキルやボムなど、ドミニオンズのメンバーは別にミニ四駆が好きという事ではなさそうに見えます。
「ミニ四駆はただの道具」「利用しているだけ」「自分の仕事が遂行されれば良い」
なんとなくそんな雰囲気を身に纏っていますよね。
彼らの過去のこともありますが、彼らはミニ四駆どころか自分自身の事もどうでも良いと思っていそう。
きっとそれをどうにかしたい、彼らもミニ四駆の魅力で救いたい、というのがMr.Gの思惑なのでしょうか……
PHASE5:バーニング!神童、韻・ザ・ストリート
第二セクション「ダークネスメイズ」
早く始まって欲しいフラワー・オブ・メイズ……(それは別の漫画です)

吹き出しの中で「まだ」が重複しているタンクローくんですが、それは少年なので気にしません。
気になるのはそれ以上に突然ラッパーになるラパタンクローです。
「炎上覚悟のラパタンクロー」とタンクローは言ってますがそれはリアルで「タンクローがラップはしねえよ!」という作者への炎上覚悟かもしれません!いや知らんけど!
そのスキルどこで手に入れたんだ?という疑問も、なぜ第一話から治安の悪いキャラ崩壊ストリートミニ四駆をやっていたのかという疑問もここで明かされるというお話です。
身寄りのない、居場所のない子供たちの居場所、まさに彼らの「ベストプレイス」となっていたタンクロー。
(ベストプレイスはシャーマンキングを読もう!)
不良と言われても仕方のないことですが、彼らと分かり合う為にラップという特技を身に着けたのであればそれはタンクローくんの努力です。(ラッピング走行とかけている事に関しては私はマシンに詳しくないのでノータッチにします)
これは前作「ダッシュ!」シリーズからのキャラ崩壊ではなく、環境が彼をそのようにしたのだと思えば納得ではあります。
その経験があったからボム・クロウの事も気にかける事ができたんですね。
やっぱりMr.Gはドミニオンズの彼らを救いたいんじゃないかなあ……
マシンに対して読解力も理解力も乏しいので言及が難しいのですが、タンクローくんのマシンめっちゃカッコイイですよね!
「拝め!バーニングゴッドサン!」いちいちセリフ回しがかっこよすぎて、私は武井先生の漫画の言葉遊びが大好きだと改めて思います。
どの作品でもとにかく演出とセリフ回しがカッコイイ。カッコイイんですよね!だから漫画は作者買いしてしまう。
ラップもほんと……これ全部先生がライム踏んでるんですかね。痺れますね。
ガーゴイル石像のデザインも徳田先生リスペクトを感じるので素敵。
PHASE6:更に蘇るホライゾン伝説
ホライゾンの血を分けた次々と派生されていくマシンの把握は一度だけでは難しかったので、ダッシュ!版も含めて再履修が必要です。
その機体を扱っているレーサーの把握も一度ではしきれない。
単行本未収録の見開き漫画、幻の真ダッシュ!四駆郎シリーズの機体もここには描かれていますね。
今シリーズで四駆郎達が新たに使用しているハイパーダッシュマシンは、初代ホライゾンの原点に立ち返って作られたマシン。
しかしMr.Gも初代ホライゾンを越える為のマシンを作る。
たまたま皇さんが作ったハイパーダッシュマシン5機の性能をまとめたものが、ハイパーダッシュ0号「オーバー・ザ・ホライゾン」なんですねえ
地平線どころか大気圏を見据えないといけないレベルの戦いが始まる訳だ。楽しみ~!
……とまずはこうして文字として書かないとマシン音痴の私は忘れてしまいますね……
(オーバーソウルじゃないよ)
最後の戦い、41話の場面追加……?いや…?
このあたり、ダッシュ!版を読まないとマジわけわからんです。
なので全話読んでから感想を書かねばならないと思いました。1巻の記事投稿から更新が遅くなってごめんね!
さてこの「最後の戦い」シーンの回想はダッシュ!版最終回の踏み込み、場面追加ですよね。
ちなみに週刊コロコロコミックで読めますが、最終回付近は課金しないと読めないので支払いました。

武井先生が描く桃太郎くんと鬼堂院さんにわくわくしつつ!(ダッシュ!版読んでて最終的な推しになった二人…)
しかし土偶の中からアイアンメイデン・ジャンヌみたいなデザインの女の子が登場し!
当時記憶喪失していた四駆郎の父、源駆郎の記憶がこの瞬間に戻った……という補足ですか!?
…そうして光に包まれ気がつけば私たちは皆、離れ離れになっていた。
……本当に補足ですか???
武井先生お得意芸の「あざなわる(別時空、並行)」世界へ吹っ飛んだ感じじゃないですか?
「皆離れ離れ」っていう皇さんのセリフ、違和感しかなくないですか?
……別の巻の感想の時に掘り下げたいのでここでは保留!
「ミニ四駆は遊び」
見事なセリフ回収。
彼らさんざん「ミニ四駆はおもちゃじゃない」「これは遊びじゃない」と騒いでいたけれど、それはあくまで「本気の遊び」という意味。
命がけの戦いをするものでない。
もちろん戦いの道具、兵器ではありません。
ミニ四駆はもちろん、ゲームだってそう。乗り物だって武器じゃない。人の身体や心を傷つけてはいけない。
自分の大切なマシンをボム救出の為にためらわずに現地に残し、返しに来いと先へ進むタンクロー!
めっちゃカッコイイじゃん!!
かつてボムが出会ったMr.Gだって同じことを言う。それを思い出したボムはどうか救われて欲しい。
ボムやキルだけじゃない。リアルを生きる全ての人間が武器を捨てて、生きる希望がみつかりますように。
武井先生のメッセ―ジ性も強く出るこのエピソードは、シャーマンキングのテーマとも根幹が似ています。
漫画を通してたった一人の世界が少しでも平和になるのなら、この漫画を読んだたった一人でも感銘を受けて平和に向けた行動ができるのなら、それってとってもすごい事じゃん!
漫画ってこうでなくちゃね!
私もそんなカッコイイブログが書けたらなあ。
こんな素晴らしい漫画があるんだよって一人でも多くの人に紹介できるように、日々文章力を鍛えたいと思います。
ハイパーダッシュ!四駆郎2巻、巻末おまけ感想!
ハイパーダッシュコレクションはすまん!私の理解の範疇を越えています!!
「カッケーーーー」しか感想がでてこないので「カッケ~~~~~~」で許してね!!
-巻末付録-ザウルス大全
あの!やっぱりダッシュ!四駆郎を読破して良かったです!!
読まないとさっぱり意味が分からず、未読時は読み飛ばしていました!
こんなに熱い企画なのにすみません!!
今ならわかる!登場人物と使用マシンが把握できてるだけでめっちゃくちゃ読みやすくなってる!
ダッシュ!四駆郎は週刊コロコロコミックで毎日無料でコツコツ拝読したので、お時間があれば未読の方は挑戦して欲しいです。
「徳田先生がデザインしたマシンの資料をしっかりと残しておくこと」これって本当にミニ四駆界の歴史に残す非常に大切な資料なのでは……
私のようなニワカも沸いたので、レツゴ世代やヨンキン世代のミニ四駆レーサーたちも一度は読んで欲しい資料だなあと勝手に思いました。勝手に。
ニワカなので驚くポイントが他の人と違うのかもしれませんが、個人的にはチーム桃太郎侍に所属しているニセ鬼堂院やってたキャラ、名前不明なんだ……!?という……!こんな所に驚いちゃってすまん。
『拝啓 徳田ザウルス先生』 PART2 コラボ漫画
ハイパーダッシュ!四駆郎で描かれるダークドミニオンや新マシンがダッシュ!四駆郎とコラボ!
一部の絵が徳田先生が描いたコマの使い回し?だと思うので(武井先生が徳田先生の絵柄に寄せすぎて素人ではマジでわからない)実質合作コラボ、だと思います。
やっぱり読んでて良かった。面白さが段違い!
最後の坂田とかね!笑
サザンクロス・エクスプレス好きなので笑 ここで読めて嬉しい。
『拝啓 徳田ザウルス先生』 PART2 エッセイパート
武井先生の絵がだあいすきなので武井先生の絵柄100%のKIREIな四駆郎くん見たい。
でもお見せしないのはプロの漫画家さんだからでしょうね……多分……見たいけど……
自分の漫画の中に熱血主人公がいない……そんなこと……そんなこと…………………
そうね……内なる熱血はいるけど……センジュくんも葉くんも熱血主人公とは違うよね……
やっぱり武井先生のエッセイ漫画おもしろいよ~大好き。四駆郎関連は先生の自分語りが多くて好きだな。
シャーマンキングはほとんど語らないもんな……そういう所も好きですが……
よくファンアートとかで絵柄を寄せてイラスト描いてみよう!って思うけど、無理よね~難しい!
プロが言うなら間違いない……難しいことだったんですね……
次回
ちょっと待ってね
