シャーマンキング無印感想、第4巻です!
シャーマンファイト資格試験、そして葉のシャーマンファイト予選第一回戦が始まります。展開が早い!
シルバとホロホロの登場。
そして「オーバソウル」「巫力」「グレートスピリッツ」等、作品の基礎となる新しい用語もぞくぞく登場。
見逃したら先が読みにくくなる巻でもあります。
知っていても続編を読んでからまたもう一度改めて読み返すと「そうだったの!?」と意外と忘れている事実もあったりして驚きました!
初回
前回
今回の画像はシャーマンキング展、シャーマンキング複製原画展の撮影許可エリアで撮影したものを使用しております。
私は紙版はAmazonか楽天で予約し、電子書籍版はブックライブで購入しています。
シルバ初登場!第27廻「新たなる闘い」
巻頭カラ―だ!
めっちゃテンションの高いハオさまと、この地点ですでに存在が確認されているチョコラブが見られます。
今回シルバが初登場。葉くんがシャーマンファイトに参加する資格があるかテストする為にやってきます。
しっかし、シャーマンファイト選手は申し込み形式ではなく十祭司が突然目の前に現れるというどちらかというとスカウト形式……
いくらグレートスピリッツが選定しているとはいえ、シャーマンファイトを受けたくてもテストを受け漏れる選手もいたんじゃないかしら……という余計な心配をしてみます。
「先の事に怯えるよりも、今オイラにとって何が大事かって事の方が重要」
そうなんよね
ここ近年の世界情勢を見て本当にそう思う。
コロナという流行り病でさ、いつ収束するかもわからなくてさ
仕事もなくなっちゃう人も多くてさ、ボーナスカットされたとかそんな話も聞いたりしてさ
いつ自分が病気になってしまったり、無自覚のうちに誰かに移してしまったり、
将来も見えなくてさ
でもそんな事考えても、正直人類にはどうすることもできなくて
感染と経済のバランスを考えてしまうと何が正しいのかも誰も、ましてや国の偉い人だってそんなことわからなくて
だったら今は移らない、移さない、鬱らない、感染対策をしっかりして、
自分にできる勉学や業務を一生懸命やってれば、きっと一ミリでも将来に役に立つことが増えるんじゃないのかな。
って葉くんを見てそう思う。
いやぁ……
わたくし、なかよしやコロコロ、ボンボンは小学校の低~中学年あたりから読んでいたのですが、
週刊少年ジャンプの漫画を読んだのがシャーマンキングが初めてでした。
他の同年代の子に比べたら少し遅いかもしれません(同じクラスの友人は幽遊白書とかぬ~べ~を知ってる世代です)
でも、シャーマンキングが最初にハマったジャンプ漫画で良かったなぁ
と、この話の葉くんの言葉を聞いて改めて思いました。
シャーマンキングから教わることがあまりにも多すぎて、ずっとずっと、20年以上、私は武井先生に育てられて
そしてこのブログを立ち上げて、ほんの少しの収益と、好きを伝えている(ただのファンだが)
文字を書くのが好きで良かったなって思う。
可能性は広く持った方が良いよね。
そうしたら「なんとかなる」んだから。
シャーマンファイト参加資格獲得テスト!第28廻「シルバスタイル」
シャーマンファイトとは何か、パッチ族とは何か、巫力とは何か。
シャーマンファイト参加試験のルール説明といういわば説明回。
物語の基礎がここでやっと披露されたんだなって思う。
逆に作中で説明されすぎてて魅入ることしかできないので感想という感想が出て来ず「読め」としか言えないのだけど
シルバの持ち霊たちがしゃべったり、空を飛んだり、盾にしたり、霊が進化して「精霊」になったという説明とか「巫力」というワードとか
武井先生のアイデアってすごいなって思う。
どこからそんなアイデアが浮かぶんだろう。
何をインプットして生きてるんだろう……
「グレートスピリッツ」って簡単に説明すると「シャーマンキング」の持ち霊の事なのでマジ全知全能究極の霊なんですけども
great→大きい
spirits→神霊の複数形
っていうめちゃめちゃ名前も意味もシンプルなんですよね
まんまやん!!!っていう
シンプルなのに言いたくなりません?グレートスピリッツ。
難しくないから覚えやすい。
戦闘シーンの構図とかすごく見やすいけど迫力ある~!
これ週刊で追ってたら続きが気になる!ってわくわくしたんだろうなぁ
オーバーソウル登場!第29廻「OVER SOUL」
シャーマンの新たなバトルスタイル『オーバーソウル』が新たにこの話で実装され、今後のマンキンの基本スタイルになっていくわけですが、あまりにも基本すぎて原理を忘れていた事に改めて気付く話でした(これは古参オタクのぼやき)
こんなに何度も何度もシャーマンキング読んでるけどいざ説明しろとなると忘れがちなのでメモしておこう……
オーバーソウルって何?
【オーバーソウル】
その霊のシンボルを媒介としてこの世に具現化する事。
本来ならば物質に霊を込めるのは不可能。
それを無理にやろうとすれば霊はその物体から溢れ出す。
そのあふれた霊『オーバーソウル』を具現化するのが『巫力』
シャーマンが自分の身体の外に霊を具現化するのは大変で、
本来は精霊を用いて成せる技で、自我の強い人間霊には本来できない事。
これができないとシャーマンファイトに参加できません。
人間霊を持霊にすると最初から不利なんですねえと思うと、葉くんの為に自我を捨てた阿弥陀丸は葉くんがよっぽど好きなんですね。馬孫も。エリザも。トカゲロウも。
いくら主従関係、そして友達だからって自我を捨てられる人はなかなかいないと思う。
シャーマンキングに必要なのは知恵
さて、シルバは今回、こんな事も言ってます。
「知恵とは閃き。無から有を生み出す力。不可知を既知にする才能。それはつまりこの世に新たな可能性を見出す光」
「よって人類を導くべきシャーマンキングにとって最も必要な力こそが___この知恵なのだからな」
ということでシャーマンキングになる為に必要なのは知恵という事なんですけど、
今後の展開を知っている身としては……物理で燃やし尽くせばオールオッケーみたいな
「この世に新たな可能性」それはシャーマンに限った話ではく我々のリアルの日常にもある事ですから、常に頭を動かして生きていきたい所存です。
お経唱える葉くんやヒトダマ剛速球投げちゃう少年らしさのある葉くん。なんか今読むとすっごく新鮮ね。
葉とシルバのオーバーソウルが一騎打ち。第30廻「あいつのトーテムポール」
出ましたね。武井節。
まん太の葉くんへの疑問もすぐにアンナさんが(タートルネックが素敵)回答してくれる。
ここのアンナさんの名言、葉くんの事を愛している理由。
自意識と己の欲でしか目的を持たない。
葉は何があっても葉で居られる。だからシャーマンキングになれる。
普通に考えて人間なんて自意識と己の欲の塊で生きてるようなもんだって私は思っていまして。
今の欲を満たしたら次の欲が生まれるのが人間だと思っていまして。
そんな人間がシャーマンキングになったら、神になったら。
もっと身近で考えた時に、それが国のトップだったら。
自分の上司だったら。
……だから普通の人間では精霊王になる資格がないって事ですよね。
シャーマンキングは人間であってはならない。
(先の展開を見越して書いています)
私は普通の人間なので普通に欲深く生きてますけど……
このブログだってこの記事だって布教目的とはいえ「収益伸びねえかなぁ……」とか思ってますし。(伸ばす為の努力はしているけど売れるジャンルや書きたくないジャンルを書きたいわけではなく好きなジャンルの記事が書きたい)
それ以上にもっといろんな人に私が好きな漫画の事知ってもらいたいなって思って書いてるし。
でも「葉は葉でいられる」
私も私らしくありたいものだなって、改めてそう思います。
今あきらめてラクになっちまったら、一生ラクじゃいられなくなる。
麻倉葉の「楽」は自分の人生全てを見越して言ってるんですよね……
うわーん刺さる……頑張ろう……
人間ダラダラしてしまうじゃないですか……ブログ更新さぼりたくないです……
それにしても精霊合体、あの、戦隊の必殺技みたいでかっこいいですね……
アンナさんのタートルネック姿なのにノースリーブなのも可愛い……
時計のTICK TACKの効果音可愛いし……
センスある……
シャーマンファイト参加資格試験終了!第31廻「ゲット アン オラクルベル」
果たして今この漫画を初めて読む少年少女に「ポケベル」が通じるのだろうか。
オラクルベルという「かがくのちからかどうかはわからんけどすげー」伝統工芸品が選手一人ひとりに配られるという。
人の個人情報までもがグレートスピリッツにはお見通しなのだ!
まずね、デザインが良いですよね。これがこれから常にほとんどの登場人物の腕に装着されてる訳ですよ。
腕に装着して戦うのに「重くないのかな」とか「邪魔にならないのかな」とか余計な事を考えてしまうんですけど、おしゃれだしいいよね!
ミッション系の指令……どんな指令なんだろう。楽しみですね。
全てはグレートスピリッツの意思のままになのですが、もし他の祭司に絡まれたらそれを見せろって言う所、祭司の報連相が全然上手くいってないのがわかってしまい笑う。
なによりこの話、ギャグとビシっと決めるところ、空の作画のメリハリがめっちゃ良い。
シルバかっけえ… わかる。
そして最後のシーン。このシーンがそのまままるごとフラグになるとはこの時誰も思わないわけで……
背景の看板全部桃なのがまた……
ここからの彼の成長を見守るために私は今でもシャーマンキングを読んでいる……
第32廻「パッチの教え」
パッチ族の十祭司、誰が誰か探したくなるけど私にはわかりません。
感情的になるなと怒られるシルバですが、そんなシルバが私は好きだ。
オラクルプロジェクターという伝統工芸品がガッシーンって出てくるの面白すぎますね。
「現状トップの巫力」
という今しかもらえない肩書で葉くんの前に立ちふさがる大きな壁として蓮がいる。
めっちゃ脅威に見えるじゃないですか……クロムに取り返しのつかないことして……ここは推しでも許しませんよ。
どんだけ強いんですか……
葉アン夫婦喧嘩
葉くんとアンナさんのやりとり、今後こういうのはなかなか見る事ができないですよね。
葉くんを信じているけどオラクルベルを見て浮気だと疑っちゃうアンナさん。
シルバの長い髪をみて怒り狂うアンナさん。
こういう一面がアンナさんにある、しかも阿弥陀丸とまん太の目の前で繰り広げられている……
そして予選告知、ホロホロの登場!!
誰に言う訳でもなく独り言でキめている少年漫画らしさよ。
第33廻「ホロホロ」初登場!
なんなんだよこいつ?で次回に続くの面白すぎましたね。
池々袋のサンサンシャイン60はマンキンの聖地のひとつであり、ここでマンキンイベントも開催されていますね。
葉くんの初めての試合、対戦相手のホロホロはアイヌの少年です。
私がアイヌの存在を認知したのはまさにシャーマンキングからなのですが、
最近はゴールデンカムイ等の作品から知る方もいるのでしょうか。
マンキンの面白いところのひとつはリアルな世界を題材としてそれを物語に落とし込む所だと思っています。
ある意味題材によってはあえてセンシティブな話題にぶっこみを入れていく(新アニメでもそれでキャラデザが修正されたキャラもいますし……)それがかつて少年ジャンプの連載漫画だったということ。沢山の読者が漫画を通して学べるということ。
「実際にスピリチュアルは存在するんだよ」というリアルとフィクションが綺麗にまざった漫画なので、こうして20年経ってもずっと好きなままなんだなってなんとなく思います。
前話に引き続きアンナさんが可愛い話でしたね!
手作りの装束、修行は休みなさいという気遣い。
ほんっとに葉くんの事大好きじゃないですか!!愛ですね!
ホロホロは登場がとにかくカッコイイ!
ビルから滑降してくんですよ……少年……わくわくしてしまう!
シャーマンファイト予選一回戦!第34廻「コロロの力」
深夜2時に中学生がうろついている漫画。
ホロホロが真面目にバカなのでかわいい(褒めてる)
言動がおちゃらけてるようで大自然と意志を交わすシャーマンとしての役割をしっかり担っている。
この精霊について語るホロホロは至って真面目。
この頃のマンキンはコミカルにストレートなギャグ展開が入ってくるので「あ、少年漫画だな」って思います。
アンナさんもシュールにボクサーやってくれるし。かわいいよねえ。
ここから先ホロホロとコロロについてのネタバレトークしても良いですか
最終廻近辺のネタバレは嫌!って人は別の見出しまでスクロールして下さい。
これは後付けだから気にしてはいけないシーンだと思うんですけど、ホロホロがコロロを抱きしめた時にコロロもホロホロに素直に飛び込んじゃうんですよね。
もうこの図は「同級生」ではなく「飼い主とペット」に近いんですけど。
コロロは昔の記憶を持ったままホロホロをずっと見守っているので彼女はその意思のままホロホロに飛びついちゃうのかな。
友達だから抱きしめ合うのかな。
それでも彼女はホロホロの事を「友達」として認識してるんだよな。
コロロがまん太に「ポッ」ってなってるのは一目惚れじゃなくて「可愛い子」の認識なのかな。
とかね
この辺考えだしたらもうキリがない。
それぞれが持つ大きな夢。第35廻「夢がホロホロ」
ホロホロの夢が初めて語られる回です。
広大なフキ畑を作る。初見はギャグかと思われるまん太の反応が本当にごもっともなのですが、ホロホロにとっては全くギャグでもなんでもなく本気の真剣。
後の展開を見ればそれは本当に笑いごとではない夢への印象となります。
葉くんの「楽な生活をしたい」
ホロホロの「見渡す限りの広大なフキ畑を作る」
これはどちらも言葉ヅラだけではどっちもシャーマンキングという偉大な存在の前にユルいと思われがちなのに、二人の持つ心の中では決してそれは笑いごとではなく。
葉くんはホロホロの夢を聞きたいという心の余裕があり、彼の夢を一切否定しない。
むしろ葉くんはホロホロの願いが叶って欲しいとさえ思っている。
でも自分の夢も叶えたいから、自分がなっちゃえばいいんだ!という柔軟な発想に至るのです。
「自然と人間が共存する」「人間を否定しない」ホロホロの信念はまっすぐでいいな。
大体自然界を生きるキャラクターってナチュラリストで「自然を破壊する人間はクソ」思考に陥りがちなんですけど(私はそういうキャラに対して「お前も人間じゃろがい!」というツッコミをしがち)ホロホロはそれがないから好きなんですよね。
決着がつかないまま次巻に続きます!
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