麻葉童子まさかのNOTアニメ化!!!
これは令和版アニメだけを視聴している方からしたらかなり意味不明な展開!
アニメ最終回に謎の関智一ボイスキャラの登場に混乱した方もいらっしゃるのではないでしょうか…
無印最終回はこの麻葉童子を読んで初めて理解が深まるはずなのに……
単行本にも「プロローグ・オブ・シャーマンキング」とさえ記載されています。…令和アニメェ!!
……気を取り直して、今回は麻葉童子の感想を書いていきます!
麻葉童子は講談社版SHAMAN KING27巻に収録されています。
私は紙版はネットで予約し、電子書籍版はブックライブで購入しています。
本編感想記事もございます。
今回の画像はシャーマンキング展、シャーマンキング複製原画展の撮影許可エリアで撮影したものを使用しております。
麻葉童子 概要
マッパどうじと読みます。
1000年前、平安時代のハオの過去編。幼少期のお話です。
本当は母親の「麻ノ葉」から取って「あさはどうじ」だったのですが、百鬼夜行中に出会った鬼、「乙破千代(CV:関智一)」の案によりあっさりマッパに名を変える。
この「乙破千代」が令和アニメの最終回に突如登場し、視聴者を騒がせていました。
さてこの漫画、元々は週刊少年ジャンプの袋とじ付録に収録されていた作品であり、位置づけで言えば「おまけ漫画」です。
単行本でも本編「第〇廻」の記載はない為にアニメ化ならずとなった可能性は高いです。あくまで私の予想です。
(全然おまけではなく本編に匹敵する重要エピソードなのでアニメに組み込むべきだったはず……)
(令和アニメの尺の短さはきっとずっと残念な気持ちを抱えて生きることになると思う……)
今回の作品は麻葉童子、つまりシャーマンの概念がまだなかった幼い頃のハオと乙破千代が出会い、
ハオが人の心が読める「霊視」能力を得るまでのエピソードとなります。
ね、読まなきゃ最終回意味不明デショ……
麻葉童子 感想
田浅法師さん、どなたか芸能人にモデルさんがいそうなくらい誰かに似てる…でも私は芸能人に疎いので名前が出てこない…誰だろう…
「母親も自分もただの人間、そして霊が見えるというだけで同じくただの人間の不安の捌け口にされてしまった」と乙破千代に言われ、生きる力を無くしてしまったハオ。
そんなハオと友達になろうぜと突然申し出る乙破千代。
乙破千代も孤独よりも誰かといた方が楽しかったんでしょうね。
飴を食べるにも誰かが供えなければいけない。
だから人の友達がいて嬉しい。
お金を出して飴を買うハオ様もまだまだ素直なお年頃。
そして魚を取って焼く。平成のハオ様も野外で暮らしてますもんね。原点って感じ。
そしてたくさん勉強を教わったり、一緒に生活したり。
乙破千代も元々は人間で、そして生前の行いにより鬼になってしまったと本人は言っています。
200年経過しても人間の記憶がある事に私は驚きます。
さてハオ様、乙破千代の力を借りて霊視能力、そしてオーバーソウルを得て田浅法師を討ち取り母親の仇をとります。これが全ての始まり。
乙破千代の行方について
ハオ様は人間への憎しみに取り憑かれ、鬼である乙破千代の意識を支配し我が物とする。
オーバーソウルを経て姿を変えた乙破千代の魂はハオの意識と一体となり姿は消え、やがて乙破千代の自我もハオに支配されて消えていく。
最後に吐き捨てた「結局お前もただの人間」は自分の意思もだんだんとなくなっていくから最後に言わせてくれや的な一言のような気もする。
ハオ様は転生と時を重ねていくにつれて心を閉ざし、もう乙破千代は自分の中にはいないと思い込んでるんだと思う。
だから最終回まで会えない。
麻ノ葉さん同様、ハオ様には見えない、見失っている状態なのかもしれません。
最終回でようやく心が温かくなったハオだからこそ、ようやく麻ノ葉さんと共に再会できたのだと思います。
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28巻本編感想
次回
麻葉童子には続きがあるよ