シャーマンキング無印の続編にあたる「SHAMAN KING FLOWERS」感想、その6です!
今回は原作6巻の感想と、そこに該当するアニメの感想をまとめて記事にしました。
原作23~29廻、アニメ12~13話分を一気に書いていきます!
初回
前回
原作 第23廻「亡零⑤」
ウワーッ感想が書きにくい話…適切な言葉が見つからない…でもかなり重要回…こういう漫画はこの時代には絶対に必要…
この世界の事実を知ったアンダーソンは何を思うんだろうな…
アンダーソンの言葉で桜井がかなりとんでもなく強くて優秀なパイロットという事実が判明し、でもその優秀な兵士だって元々は平和な世界を生きていたただの人間で…
戦う理由がわからず強制的に戦わされて散る人もいる中で、戦う事を選択できる立場の花くんが理由もなく戦う事があってはならないんだろうな。
戦う事を選べるならば気持ちを明確にしておけという事なんだと思うけど…(もっと適切な言葉がありそうだからこの辺は感想としてサラッと流していきたい…)(だから花くんがわかんねー!って言ってるのも理解ができる)
花くんは桜井の言いたい事の意味がわかってないのだけれど、なんとなく今の自分の現状を変えたいという漠然とした気持ちが彼の中にはあるんだな、という事がわかっただけでもヒントになったんじゃないかな…
花くんがイライラしてるのは父親に対してなんだけど、花くんは父親のどんな所が根本的に嫌なんだろう…
自分を放置したからか、もっと甘えたかったからなのか、単純に麻倉葉の性格が嫌なのか、単純ではなくそれらや他の事も全て複雑に絡み合って嫌いになってしまったのか…(花くんが葉くんを本当に嫌いかどうかもわからない…そもそもあまり葉と花は対面してないだろうし…)
だからなぜ花がチームハオにいるのか。
チームハオを選ぶのか、鴨川がそこに勧誘してくることで揺らいでいくのか…普通なら揺らいでもおかしくない状況ではありますが……という所で次回に続く。
花くんは自分と向き合う時間が足りなかったのかもしれない…このプチ修羅地獄はシャーマンだから、ではなくどの人にも必要な試練なのかもしれん…
でも現代社会、マジで時間に追われててじっくり自分と向き合う時間もないからいっそプチ修羅地獄にブチ込んで欲しいよな……いや…プチプチプチ修羅地獄くらいの難易度で頼む…
原作 第24廻「亡零⑥」
扉絵ごっさかわいい ラザホーちゃんが表紙の雑誌とか読みたい!!!
870$??高くね??さすがパッチだぜ
っと思ってページめくったら普通に雑誌の内容掲載されてて吹いた。読めちゃった。私は武井作品のこういう所が超超超大好き。アニメでは思いっきりカットされそうだけど…Cパートとかでやらない?
タリムさんの店へのこだわりがたくさん掲載されていた雑誌内容を読んで、次のページめくるじゃん、店吹っ飛ばされてんの
かわいそう…かわいそうタリムさん……店が…………機体が……おもしろ……
鴨川チートでずる〜〜〜い
アンダーソンさんが1番びっくりしてんじゃんそりゃそうだびっくりするわ!
アンダーソンさんは霊見えるんだっけ?地獄だからオーバーソウルも見えるのかな?見えてなかったらただただ恐怖だなあ…でも鴨川もグレートスピリッツでは霊視はいらないって言ってたから見えてるかも。
カードの能力とか説明とか鴨川がシャーマンではないとか花くんの蘇る記憶とかいろんな事実がここで明らかになってめちゃオモシロ展開ですが…
個人的にはその国家予算でも使えない高額カードを鴨川が使って自滅してほしみある。気になるので。
(名前忘れたウチのアレ…)(ささやきおかみ…)
オベリスクってなんだっけ?巨神兵?
建造物かな?
原作 第25廻「亡零⑦」
オベリスクめっちゃでけえ 何キロ伸びた?
そのデカいの使いこなしてるの?重くないの?
桜井と話してる時にカシャカシャ閉じてくのカッケェな…やはべ〜がボンヤリしてるのも細かい。
トモダチになりたいから勝つ、みたいなの、強い仲間が必要だからといきなり攻撃かます初登場のリゼルグ・ダイゼルみたいだな!
そりゃ桜井さんも咳払いしますわ…桜井さんは戦闘時以外は常識人だもの…(戦闘がそもそも平時じゃないからな…)
敵に容赦ない所ほんと冷静で良いと思う。
パーンしてからのヤービスカード発動では遅くない?超早口?というしょーもないツッコミはさておき、鴨川さんグレートスピリッツ内とはいえ平気でそういうことしちゃうの既に人間としての倫理性はないよね。
こいつの結末も私は楽しみだよ。
桜井さんは戦いしかできないけど最後の場所を求めてるのかもしれない。
これスーパースターデスゼロ編にも繋がってくるのかも。
ハオ様の顔〜〜ッ!とっても無邪気!
まあ確かに、続編作品として主人公の持霊が前作の主人公と同じだと面白くないかもしれませんが!
でもそろそろ阿弥陀丸をなんとかしてあげて欲しい。
もうリアルタイムで10年くらい石化してますからね……そして桜井の結末も見ると…結局花くんはどうなるんだ?
そして戦中どころか平成生まれのただの少・女だった人間霊を扱ってるブラックメイデンの方が私は気になる。
巫力神クラスの人間霊が霊力高いとは限らなくね?メイデン様がめちゃくちゃ強いのはメイデン様がシャマシュを扱える巫力の持ち主のシャーマンだったからであってメイデン様のメンタルは強くても戦闘力そのものはないし(回復能力には長けていそう)彼女を持霊にした所でその先FOMでブラメイは戦い抜けるのか??
実はブラメイちゃんの巫力自体は到底シャマシュを扱えないくらいとんでもなく低いのでは?
タリムさんがあまりにもまとも。彼は日本人じゃないしね。よく十祭司やれるね。やれるんだよ彼は。
タリムさんは現王に対してもちょっと思う事もありそうだし(値段踏み倒されてるし…)最後のモノローグからしても何を思ってプラント戦に臨んだのだろう。
その辺のスピンオフとか見てみたい。心の底からハオ様にお仕えしてるかは謎だし…裏切ったりしないよね?
店がなくなったのはめちゃくちゃショックかもしれないけど、単純に前作の十祭司の出番があることが私は嬉しいですね。カリムとかー!
やはべえってゴーレムだったんだ…喋るゴーレム…中身は誰だろうな
先代パッチ→掟により改宗→テンプラ騎士団
トリムさんフラワーズに出ていた事すっかり忘れてましたね!
スパスタが初出だと思い込んでた。読み込みが浅い。私より凄まじい顔!ってつっこむカリムさんオモロ。
そして争えぬパッチの血…店が場所にあまりにも似つかわしくなくて…誰が利用するんだ?
史実のテンプル騎士団に関しては知識がないので何も言及できませんが…でもウィキ見たらヤービス(1500年代)の時代の組織ではないよな…好きだったのかな
なんかトリムさん見てるとパッチは歴代みんな神の好き勝手に苦労してんだな…という…
アニメ 第12廻 なんとなく?
最速放映日:2024年3月26日(火)
今回原作でいうと23廻~25廻の部分です。
ずっとずっと心配してた尺の問題、こんなにも鮮やかに解決してしまった…!と感動する今週でした。
今週いつもより多めの原作3話分、約90ページが見事すっきりまとまっていましたね!むしろ見やすさすらある。
今までに毎回必ずちょいちょい挟まれていたアニメオリジナルシーンを今回はほとんど入れず原作通りの流れで、
余計とは言わないけどなくても話がわかる部分のみを残して構成されているなという印象。(タリムさんの店の紹介シーン、アレはもうカットされて仕方ないと思う)(私は大好きです)
無印の頃は武井作品に必要な独特の「間」やセリフもカットされていたりして忙しい人の為のシャーマンキング!!!という印象が強かったのですが、フラワーズは一切そんな事はなく、全然違和感なく視聴する事ができました。
小さなセリフはカットされたり等はありましたが見せ場はガッツリある。メリハリ!
桜井と鴨川のシーンとかね…ドキドキしちゃいましたね…
ヤービスカードの説明シーンも、桜井が時代を語るシーンもとても丁寧だったので「は?今なんて言った?」という現象もなく良かったです。
桜井のシーンはほんとマジで全人類見てくれよの格言だらけ。この情勢の中アニメ化して下さってありがとうの気持ちしかありません。
無印の原作300話をアニメ52話でまとめろ!!が無茶振りすぎたんだろうなと気付かされる今話でした。
こんなに良いアニメスタッフ様揃ってるのにもったいないよ、無印はせめて2年はやるべきだったよ…
この尺の取り方と作画の丁寧さで何期に分けて何年かかって頂いても構わないから無印のアニメが見たかったよ私は…もう一回無印アニメやりせん??
…いやもう次!レックリ!スパスタ!マルコス!に期待したいです。アニメ化するよね?ね?お願いします……
フラワーズ原作ガッツリ全部アニメにして下さりそう!心配が全部吹き飛びました。ラストシーンまで楽しみ!
というか次週のサブタイトル!ネタバレだ!!
そして今回の鴨川と花くんの目ギラッギラでよかったですね…めちゃくちゃ良かった。
トリムさんの登場もドッキドキでしたね!テンプラ騎士団ちゃんと出てきた…カリムさんレニムさんも含めてカットされないかヒヤヒヤしていました。
声のイメージもばっちり!ちゃんと店も経営してて良かった(抗えぬパッチの血…)
ハオ様もゴルドバ様もガッツリ登場で嬉しいですね〜!!
このシーンのBGMも良かった。パッチソングでしたね!
来週で最終回!寂しい!続いて!!!
原作 第26廻「亡零⑧」
ヤービスによる地上支配は70年前(つまりww2のあたり)で完了してるらしい。
1500年から神様やってんのに?大変だな…
つまりヤービスはヤービスで先代のFOMを戦い抜いてる訳だから経験者だよな〜そりゃ勝てる仕組みを持ってる訳だ。これ新参者が1番大変じゃん!
マリちゃんのジャージ姿可愛いね。もうゴスロリは着ない?
シャ?シャー…ってなるブラメイ
ルドセブとセイラームに関してはスパスタの感想でもう少し読み込んでから取り上げていきたいですね…現状ノーコメントです。
修験の極みをは3回言いたい(自分は手を出す…)
葉の意思と蓮の意思は似てる感じかな?
ちゃっかり正座を崩すセイラーム、細かいな!
結局たまおかみの答えって出たっけ?もーうスパスタの内容ほとんど覚えてないな!
場面変わって。
花くんはすぐに思い出しギャー!!するよね、この現象に名前があったはずなんだけど忘れてしまった…
ハゲじゃない坊主なんだわ…言葉は適切に使おうね…
桜井さんチーム、みんなキャラデザ最高よな…映える…ザッ!って5人揃うところ戦隊モノかと思った。カッコいい。構図も良い。
原作 第27廻「亡零⑨」
魂は別のコミューンに飛ばされたけど桜井は前回コミューンの記憶がないのかな…自覚が薄いからかな?
まだ戦っていたい!千春さんに会いたい!の未練が勝るのかな?
多分他の4人は会話からしてもなんとなく地獄のコミューンを繰り返してるのをぼんやり覚えてそうな気もする…
花くんの話を聞いてなんとなくすっきりした顔してそう。というか非現実的なお伽話的なのにワクワクしてるというか…
本当にそうなら自分達の生き方はそこで終わりじゃないんだ、地獄にいたってまだ喋って動けるんだという安心感というか…
というか地獄もリアルも地獄っていう、なーんだ地獄ってそんなにリアルと変わらないんだ、みたいな…
松本さん、なんとなく眉毛が繋がってない両津勘吉って感じしない?キャラデザカッコいい
いや、この時の日本人の精神状態と洗脳って想像を絶する異常だと思うので、本当にここに所属していることが光栄な事、花くんが言ってる事は子供のお伽話、みたいな気持ちで聞いてるだけかもな…
こんなに穏やかな表情でいられるものなの?皆さんが仰ってるように諦めもありそうだけど…うーん……言葉にするの難しいな…
この手の話聞くと私は花くんの心境に1番近い。次回の話になりますが作中ではっきりと「くっだらね」って言ってくれる花くんに拍手です。
だから夏とかにやってるこういう特番見てるとイライラしてくるんですよね…命をポンポンと投げ捨ててさ。
そんな国という組織に腹が立つ。というかそんな争いをしてる人類に腹が立つ。暴力は能無し脳なしのする事なので世界各国今すぐ止めろ。
……はい本編感想に戻ります。
花くんがここで千春さんの言及をした点。私は麻倉花のそういう正直に素直に本音をぶつける所が好き。
命のことを考える花くん。彼はシャーマンである前に普通の人なのだから。
葉くんは本人の意志を尊重する性格なのでこの問いかけはあえてできなかった、静かに見てるだけだったと思う(多分)花くんだからこそできたんだと思う。
原作 第28廻「亡零⑩」
たしかこの漫画、設定協力が小太刀右京先生&三輪清宗先生のチーム・バレルロールなんですよね。
フラワーズとゼロストの集英社連載のものだけで、講談社からの外伝やスーパースターにはいらっしゃらないかもしれないけれど。
時代設定がすごく細かい。
個人的にはFate/ApocryphaとかBORUTOの2作が馴染み深くて、だから私はこの二作も好きなんだなって思います。
フラワーズは特に細かくてリアルで、漫画に説得力があって好き。
そういう意味ではシャーマンキングは無印よりも断然フラワーズ以降の続編が面白いので、なんで!なんで無印だけがこんなに有名なんだ!!!!続編はもっとおもしろいのに!!!!流行れ!!!!と地団駄を踏む毎日…
さてここでようやく桜井さんのお仲間の名前が判明する訳です。なんとなく覚えてしまう。
彼らのプロフィールが見てみたいな。武井先生なら細かい背景設定を考えていそうだし、きっと泣いてしまうかもしれない。
花くん、口に出して言う部分と口に出さない部分の分別がちゃんと着いててただの無鉄砲じゃないところが好き。
考えなしな主人公だと狭い!とか普通に言いそうだもんね。
でもグレートスピリッツの内部だしな…という考え分けもしてる…細かい所はどうでも良いと思いつつもやっぱり過去に現実にあった事は気になるわけで…リアル社会体験してしまった2001年生まれ…
物理的に狭くてオーバーソウルが使えない状況にする事でシャーマンではなく人間としての麻倉花が勉強している…
花くんが自分が体験してる旅館の事とか神様の事から自分の考えを巡らせている所も好きですね。とてもリアルな中学生。
そして座布団用意してくれる桜井さんの優しさね…
この花くんの「くっだらね」に1ページまるごと使ってるのが本当に好きで。
なんなら作中でこの言葉が1番好きまでありますね。
先述しましたが私もこの歴史に関しては花くんと全く同じ気持ちで、毎年夏の特番を見る度にこの気持ちになってイライラして、数年前に父の単身赴任先の沖縄に行った際もイライラして、でもなかなか口に出せる事ではなくて、
現に花くんも桜井に言及せずモノローグで済ませているわけで、この花くんの気持ちを大切に描いている武井先生が本当に好きで。
なかなか口に出せないからこの気持ちを共有できる人もおらずずっと長年モヤモヤしてたんです。
沖縄行った時に私は終始イライラしてたんですけど家族に「でもこれが現実だよ」って一蹴された事にもっと腹が立って、こうして花くん(つまり武井先生)が表現してくれて少し救われた気持ちになったし、この自分の気持ちを否定しなくても良いんだなと思うようになりました。感謝です。
この歴史を未だ引き摺ってる人にイライラしてる訳じゃない。だってそれは当たり前の事だもん。
事実を伝える事は大切だもの。
それを正当化して実行してしまった国にイライラするし、私より頭が良いならもっと他に解決方法あるだろって今の情勢に対してもずっと思ってるし、かといって私にやれる事なんか大した事じゃないし、私が全てを止められて丸く収められればここまでイライラしませんがそうではない。
はあ話が逸れた。
…そして始まる戦闘。あれだけ穏やかだったのに急にみんなおかしくなりますね。
シャーマンファイト野良試合でもここまで気持ちが急変する事なくない?どうしたの桂さん?
ここがプチ修羅地獄だから魂がおかしくなってるの?それとも人間って追い込まれるとリアルにこんな心境になるの?
明らかに今までのシャーマンキングとは思えないキャラクター心情ですよね。
なんだろう、言葉にするの難しいけど、漫画フィクションの作られた心情ではなくてまるでリアルに体験した方のインタビューをそのまま反映したかのような、漫画的ではないギャップの気持ち悪さというか…
桂松本杉浦が沈んでいく流れはほんと気持ち悪い。
これがリアル日本だと思うともっとマジで本気で気持ち悪いし、なんとなくこの気持ち悪さが令和現在にもうっすら残ってますよね。本当気持ち悪い。
というかもっと遡ると日本史の切腹文化もマジで気持ち悪いと思うのは私だけか?戦国時代とか世間では人気なんだろうけど私は全然好きになれない…んだけど、この過去の人々がいて私が生まれて生きてるのは事実なので口には出せない。この気持ち悪さ。
…話が脱線しましたね…戻します。
そしてリアルに描かれているシーンから漫画の世界(グレートスピリッツ内というフィクション)に唯一取り残されて捉えきれてない麻倉花が1番人間らしい精神状態で保たれてるし花くんの全てにめちゃくちゃ同意見で共感する。
戦闘が始まってからのシーンは全体的に気持ち悪いんですけど、でもリアルだと思うので知らねばならない。引き込まれるバランス。描き方がうますぎる。もちろん絵も上手い。
地獄のコミューンなので敵が攻めてくるヤバさもご都合良くなんでもありなんでしょうけどなんとなくフィクションとは思えないですよね。
今回の28話、描きにくいかもしれないけどまるごときちんと省略せずにアニメにしてほしい…
そして鴨川、他人事のツラしてて偉そうにしてて1番腹立つなこいつ。
いやいっきにリアルからフィクションに戻してくれたし、漫画作品なので必要な立ち位置ではあるんだけど…このキャラ生み出した武井先生ほんと天才だと思う。読者の感情操作上手い。嫌いなキャラいた方が漫画って面白いよね。
なんと次回最終回です。
原作 【最終廻】第29廻「亡零⑩」
前回ブッチギレ!感想でしたが今回も色んな意味でブッチギレ。1番光ってるぜ
終わるな。雑誌!終わるな!!こんな中途半端に終わらせやがって!!と思うじゃないですか。
でも花くんの心境変化としては実はここで一区切り付いているんですよね。
スーパースターの花くん、ドドドドカッコ良すぎて一気に好きなキャラナンバー2まで上り詰めましたね。
実はこの最終回のラストページの余韻がめちゃくちゃ好きで…
さて前回からのリアル的気持ち悪さに踊らされる前に漫画に戻りましょう。
この漫画はあくまでもエンタメ作品(だと思いたい…)鴨川が一気に戻してくれましたね。腹立つけどな。
桜井の戦い方は一周回って一気にフィクションみ出てきた。こんな人間いたらドン引きする。
リアルから飛び出した脅威の戦闘力。だからこの人デスゼロだしハオ様に選ばれてるのか。
ここでも花くんに共感しまくり。
とんでも衝撃の展開ですが、でもフィクションみ出てくるとなんか漫画ってとっても読みやすくなるよね。
これリアルは気持ち悪い、フィクションは読みやすいってやっぱり地獄はグレートスピリッツ内ではなくノンフィクションリアル世界じゃん!!って思わせられて……前回と合わせて天才の演出だな!!!!!
地獄編の葉くんも同じ気持ちになったのかな…
朴さんの敵に対する表現が洋画っぽい(つまり海外ジョーク)でなるほどって思う。
アハっ♩ってなってる鴨川なに?ウザいな笑
結局桜井が選ばれた理由ってなんだ?の答えがコレなんだけど
ダジャレか??
……さて最終シーンです。
花くんが頭いたーっ!てなってるって事は即死ではない。つまり瀕死の中彼独特の鬼が出現したのかしら。
でもそれでもこっちにたどり着いた訳で、つまり鬼が出現しなかった?
鬼を多少なりとも克服したってこと?
先にこちら側に来てる桜井と同僚の彼らが花くんの最後を見てるのもおもしろいな〜魂だからな、なんでもありなのかな。
桜井がイラついているもの。
何かに流されて考えるのをやめた者達。
意志を捨て道具となった人間達。
踊らされるでは済まない事態になっても尚流され、
「空気」という恐るべき無意識の悪。
そしてそれは桜井自身も含む。
自分自身すら許せない。
…と同僚さんや鴨川さん、なんならハオ様だって桜井をそうやって評価したのかもしれない。
でも花くんだけはそれを否定する。
目の前の桜井もまたプチ修羅地獄に定住してしまった住人で、それは彼の本当の姿ではない。無印地獄編の葉賢さんを見たらなんとなく納得。
「何のために戦うのか」と花くんに問うたのは桜井だから。
桜井と少しの間だけどコーヒーを飲みながら会話した花くんだから気付けた。
桜井の意志に気付いた花くんは、同時に父親から言われた自分に足りないものにも気付く。
花くんだって気になる人達がいるのだから(決してアルミちゃんだけではないよね)その感情を持ってない訳ではない。
花くんだって持ってるんだ。ただ素直になれないし自覚していないだけだ。
気付いた花くんは本当に強いと思う。葉くんだって方向性は普通ではないアレだが花くんを思っていることは確かなのだ……
あああ……ってもうほんと恥ずかしくてなかなか言えない花くん大好きですね…
桜井が求めてるものってなんだったっけ?と5巻を読み返せば(感想書いた瞬間に内容を忘れる)(記憶力の衰え…)
自分の機体を国に、つまり故郷に、更につまりは自分自身が帰ること=プチ修羅地獄の脱出
千春さんに会いたいんだよなあ…
急げばまだ間に合うと言う花くん。そう、まだ桜井は完全にプチ修羅地獄に取り憑かれた訳ではない!
ここから何をして桜井を救い出し、プチ修羅地獄を抜け出したのか見てみたいですね。
アニメ 第13廻【最終廻】 愛だ!!!
最速放映日:2024年4月2日(火)
今回原作でいうと26廻~29廻の部分です。
な、泣きました…知ってる漫画なのに知らないシーンがたくさん追加されてて泣きました…
原作の補完シーンがとても良かった…尚且つ必要のないセリフはガツガツ削っている…
綺麗に4話分です。ありがたい事です。
ここではアニメ追加シーンを中心に感想を書いていきますね。
ルドセブから始まる無印版からのテーマのひとつ「やったらやり返される」はフラワーズ後の展開でもたくさん出てきますよね。
だからきっとアニメで再度確認で出てきたのだと思います。ルドセブから出てくるのがまたポイント。
彼はやられたからやり返せる権利がある人間なので。
なくても話が理解できるセリフはガンガン削るのに、花くんが「若い桜井……」とか「ここはプチ修羅地獄で〜」とかその辺の追加セリフがあるのは面白かった。
このアニメ、終始「わかりやすさ」を中心にしててブレない。初見に優しい。
実際の地名や戦闘機の名前やら桜井の所属部隊名等諸々、史実にある部分がアニメでは色々省かれてる分見る側としてはだいぶマイルド(それでも戦闘シーンはアニメでもかなり胸糞悪かったですよね…原作28話の所………)無印チョコラブの件もありますしアニメ的にNGというのはあるのでしょうが…
その代わり日笠陽子さんの震える声と花くんの揺れる表情、襲撃が始まった時のリアルな中学二年生の花くんの恐怖の表現(ここは漫画ではひとコマしかなかったのでアニメではより丁寧に見えた)がリアルさをカバーしてる所はあります。
原作だとリアルすぎて読んでるとだんだん気持ち悪くなりますからね…その辺花くんへの感情移入も半端ないという部分はありますが、漫画は漫画、アニメはアニメで楽しめる点がそれぞれあるので個人的にはあまり気になりません。
アニメが初見だよ!という方はぜひぜひ漫画版も読んで欲しいですね。
そしてラストシーン。ここにシャーマンキングフラワーズアニメの全てが詰まっていましたね。
漫画にはない追加シーンの連続。
葉くんとアンナさんがここで出てくるのはずるいよーー!!!(泣泣泣泣)こんなシーン知らねえよお!!!!
ご両親が花くんを大切にしている。つまり愛されているという事実がここではっきりと証明されているんですね。
正直漫画を読んでると「葉とアンナ、普通に親としてありえなくね?」となるんですけど、実はそうではない。
漫画でもアニメでもグレートスピリッツで葉と花が対面している時に葉の遠回しの表現で実は花への愛を表現しているんですけど、これめーーっちゃわかりづらい…私の推しは麻倉ではないのでそのシーンの深読みはあまりしなかったんですね…
私は今回原作感想を書いた事で「麻倉葉、そういうことか…!!!」という私なりの回答に気付いたのですが、いかんせん原作では全くその辺の答え合わせがない。
今回のアニメ、本当に「わかりやすさ」をテーマにしてるんじゃないかというわかりやすさなので、はっきりと葉とアンナがここで登場し、花が愛に気付き、ぽろりと泣き、グレートスピリッツに緑が芽吹き、桜井のモノローグがあり……ここまでご丁寧に…!という感動で圧巻ですね。
個人的には原作が国語のテストだとしたら、今回のアニメは解答編だと思っています。
原作にはヒントはたくさんあるけど決定的な答えがないんです。
ご想像にお任せします、答えは他人ではなくあなたの心の中に。大切なのは(読者自身がどう感じるかという)心だ。
というスタンスですよね…
原作だけ読んでいたら花くんが愛に気付いたのは「桜井→千春さん」を見たからだと勘違いしてしまう。
要は他人の経験でのみ理解することになる。
それを今回アニメで葉くんとアンナさんが出てきたシーンで花くん自身も愛されていたと気付く。
桜井も「死んでも生きて帰る、千春さんに会う」という決定的な答えを口にしている。こんなにダイレクトに!!
原作だと「自分の大切な機体を故郷に返して欲しい」としか言わないですからね。
機体を返す=自分も帰りたい なんてほんと国語の読解問題です。
しかしリアルだと口に出す事も許されなかった時代です。原作はリアル史実に忠実に、アニメはわかりやすさを優先したのでしょう。
シャーマンキングは終始こんなのしかない。
だから読んでも理解が進まない、でもこのなんでも正解を言えば良いってもんじゃないっていうスタンス、私は大好きですね。味があって。
でもそれを原作ではなくアニメがわかりやすく補完してくれる。アニメの役割として非常に良いと思います。
なんでも答え合わせするのが正しい事では決してないけれど、でも原作とアニメがそれぞれ違う表現で同じひとつの結末に向かうのはとても良いのかなと!
アニオリがある事での花くんや桜井に大きな解釈違いは個人的にはなかったですし、むしろ予想していた私なりに出した答えとなんとなく同じだった安心感もありますし…
原作とアニメ両方で色んな楽しみ方が増えますし、原作はもう10年も前に読んでるのでアニオリあると新鮮に喜べますし、なによりわかりやすいものがひとつあると他人に布教しやすい…
シャーマンキングフラワーズ、100点満点のアニメだと思います。
令和で1番好きなアニメになりました。
ところで今回のアニメ、原作未読の家族と一緒に見てたんですけど(無印アニメは全話視聴済です)原作を一切知らないので「ここで終わり!!!?!!!!」という新鮮な悲鳴が聞けて良かったですね…
そうなんですよ…ここで終わりなんですよ…ほんと地獄だよな…仕方ないよ…原作は雑誌廃刊による打ち切りなんだもの…
しかし、
続きは、あります!!!!!
花くんと桜井はどうなるのか!続きはスーパースターを読もう!!!
ちなみにブラックメイデンとアイアンメイデン・ジャンヌのいざこざは別の漫画だ!!
そして鴨川の幼少時代の話も別の漫画だ!!!
フラワーズ桜井の元となった武井宏之先生デビュー作の読み切り漫画、「デスゼロ」の掲載はマンキン無印33巻に収録!
シリーズ多いな!!!!!!!!!
でも全部繋がってるんだ!全部読もう!!
ちなみに家族に漫画を薦めたところ「アニメ化するまで我慢する」との事だったので
シャーマンキングシリーズ全作品のアニメ化をよろしくお願い致します!!!!!!!
続いてくれ!!!!たのむ!!!!!お願いします!!!!!Blu-ray予約して買うから!!!!
以上!
ありがとうございました!!!
シャーマンキングフラワーズが見られるオススメ配信サイト
次回
ちょっと待ってね。