シャーマンキングオタク目線で読むハイパーダッシュ!四駆郎感想、五巻にあたる部分です。
2025年6月現在、第15話~19話は単行本未収録となっており、週刊コロコロコミックでしか読むことができません。
なので当時のコロコロアニキ本誌と週刊コロコロコミックを並べながら感想を綴って参りたいと思います!
5巻お待ちしております!!個人的にはおまけページがめちゃくちゃ好きなので……!
そして最終回は未発表……!
続きがあればこの記事に追記予定です。
今回の感想はかなりシャーマンキングシリーズにも寄せているので、今回の四駆郎の展開がよくわからないよー!って方はシャーマンキングを読んでみると面白さに深みが出るかもしれません!
初回

前回


今回のポイントは
輪子VSヘル・クロウ
新機体B-DASHのお披露目
古代遺跡の眠る阿蘇山へ
ダレモイネの登場
です。
PHASE15
ハイパーシリーズの輪子さんが髪をほどく。戦闘モードに入ります。
ダッシュシリーズの輪子さんが活躍していた、連載をしていたのはまだ昭和~平成初期の時代。
「女がミニ四駆の大会にいるぞ」と遊びに男女の区別があり、舐められていた時代です。
でも徳田先生の女性キャラってその時代に反論するかのようにみんなミニ四駆が大好きだし、凛としていて強いんですよね!
輪子さんももちろんで、作中に「女なんか捨ててやる!」と自分で髪の毛を切ろうとしたシーンもあるくらいです。
この時代に女子を活躍させる徳田先生の作風、とっても嬉しかったです。
(本当はホビーにも大会の実力にも男女差なんかないし、輪子さん本人も「女なんか」と嘆くんだけどさ、それは当時のそういう風潮の表れですし……そういうのが少しずつ、やっとなくなってきたこの時代、大人になった私たちが未来の子供たちの為にもっと頑張らないとだよね……)
新機体B-DASHマシーンズの登場と第五コース
ダークドミニオンズ全員集合!
やっと起きる進駆郎!
泣いちゃう皇さん!
源さんが作った!と感動するダッシュマシンの進化系がここに初登場。
そしてそれは皇さんへのメッセージだと受け取ります。
マシンの事は私は詳しくないので「カッケ~~」しか言えないんですけれども……
そんで普通に登場するMr.G
このGさんはどっちのGさんなんだろうね。
新機体&時間のなさに押しのけられそうな女子ズですが!今回の主役を押しのけないで頂きたい!
四駆郎はじめみんなが第五レースを開始することを後押ししてくれるのは嬉しい。ここでうやむやにはしたくないもんね(シャーマンキングはうやむやになるよ)
PHASE16
始まった輪子VSヘル!
スタートしたのに「待て!」なんてそんなこと言われてもね~!
慌ててる快男児お兄ちゃんですが、でもハイパーダッシュ軍団の仲間たちは輪子さんを信じてるのがまた良い~!
それは前作からの引き続きですもんね!輪子さんの実力はみんなが知ってる……!
最初のリードはヘルですが……!
……
……いつも思うけどこの漫画、コースがすごいよね。マリ〇カートみたいじゃん?
……そもそも本体の抽選当たらないけどさ……
ハイパーダッシュ軍団VSダークドミニオンズが戦ってきたコースにはテーマがあった。
そんなネタバラシもMr.Gの口から告げられる回。
愛と言えば、そうね、武井先生の作風すべてに当てはまるよね!
Mr.G何人いるねん問題、ってかmiss監視官なんなん
またMr.監視官とmiss監視官のシーンにもどります。
Mr.Gは源さんと四駆郎の二名いる。しかし四駆郎も二名いる(絵はなんか違うとか言わない!)
五次元の話をちょっと頭の隅に置いておくとなんとなくわかりやすいですよね。
この世界線には大人の四駆郎(もう一人のMr.G)と、今作中で活躍している四駆郎の二名いる、ということ。
「ダッシュ!シリーズの最終回から姿を消した四駆郎」とされていますが、たしかに前作最終回後の四駆郎は登場しないんですよね。
Mr.監視官はこの時五次元を理解していないはずですが、何かヒントを得た様子。
そして情報を得るだけ得て遺跡へ向かうmiss監視官。
一番安価、それはなんだろう。
でたぞ「奴ら」
ヘルが試合してる脇でなんか不穏な空気になるドミニオンズのみなさん。
コムくんの言う「奴ら」ね、シャーマンキングシリーズでも散々「奴ら」とリアルタイムで10年くらい言われてきていたあの存在ですかね。
もう固有名詞を「奴ら」にしてもいいくらい組織名を隠されていましたからね。

「奴ら」が判明したのって2021年入ってからじゃね……
ダレモイネは資本主義を操る地上実行部隊なので、たしかに五次元概念がある四駆郎で登場してもおかしくはないですが……
ハイパーダッシュ!四駆郎とシャーマンキングシリーズって同世界線なんですかね?
武井先生の作品はスターシステムを多く採用しているので、マンキンにも四駆郎が普通に登場しそうな予感がする……もしくは続きもあるなら逆もありえる……楽しみ!
PHASE17
ヘブンズゲートという単語。
シャーマンキングシリーズではX-LAWSの前身として登場します。
新章続編の方のシャーマンキングなので未読の方は要チェックです。

このレースのテーマは「愛」
愛なんて反吐が出る!と蕁麻疹まで出てしまうヘルちゃんですが、彼女だってマシンに対する愛があったんですねえ、というオチ。
……パンクローどうした?
そしてやっぱりほらここにいるMr.Gの正体は~~~!!!
進駆郎が真っ先に気付くのが良いですね!
マウント・アソ
くわしくは後述しますがなるほどmiss監視官はただの監視官ではないですね。
「シバース」という執事っぽい方も新登場。
古代遺跡の目覚め、場所は……つまり阿蘇山!
ダッシュ!シリーズから追っていくと古代遺跡の秘宝=縄文時代の秘宝→動く巨大土偶
つまりmiss監視官……いえクレアの狙いはアラハちゃんです。
阿蘇山は縄文時代にかなり大きな噴火があった山ではあるので、たしかにゆかりはあると思います。
ブラウシルトの為に。つまり自分の家の為に。
彼女の目指すものはなんなのでしょうね……
PHASE18
……整理します。
ダッシュ!の最終回の世界線は「こちらの世界」、つまり今作で活躍してる「未来の世界」
あの最終回のダッシュ!の世界線では全員地殻変動で生き残ることが出来ず、主要メンバー(鬼堂院もダッシュ!最終回のあのシーンにいるので彼も含まれていそう)がアラハちゃんによって「未来の世界」に飛ばされる。
未来の世界に飛ばされたまま当たり前のようにそこで子供時代を過ごし、大人になった彼ら。
そしてこの未来の世界の地上で生きたまま?(その辺りの真意は不明)活動を続けるアダルト四駆郎。
そしてその地殻変動で滅びてしまったダッシュ!の本来の世界線を救うのがハイパーダッシュ軍団の役目となります。
「皇さん最初っから老けてたからな」←辛辣
奴ら=ダレモイネ これは3巻で解説済みなので省略します。
アダルト四駆郎はどうやって地上に……アレですよ……次元法、四駆郎クラウドですよ……(雑すぎる予想)
ブラウシルト家
ダレモイネの中心的一族、ブラウシルト。
シャーマンキングのダレモイネに所属している一族やメンバーをざっくり上げると「東一族」「ラッソ家」「小山田親子」「麻倉夫妻」
その上に立つ神的存在が先代シャーマンキングである「フラ・ヤービス」です。
ブラウシルト家はシャーマンキングには未登場です。
「ブラウシルト家は滅んだ」と言われていても、それはただのはったり。
表には決して現れない存在、と監視官は言います。
「神をも倒す」と言うクレア姫。つまり自分の神(ヤービス)に逆らう意思があるのか。
それとも2000年代の新たな神「ハオ」を倒したいのか。
そこはまあ……作品が違うので……今はスルーしますが……
クレア姫のキャラデザが大人になったアイアンメイデン・ジャンヌ
アラハちゃんのキャラデザが子供時代のアイアンメイデン・ジャンヌにそっくりなので
シャーマンキングのアイアンメイデン・ジャンヌにもなんかしらの秘密があるんじゃないか、と個人的には勝手に思っています。
メイデン様、ラキストの拾い子だから多分本名じゃないし……
メイデン様の本名がブラウシルトだったらちょっと穏やかではない。私の推しの嫁なので……
(まあ私の妄想はだいたい外れるので……)
「クロム」爺のクロムという名も気になるしな~……
時空を操る兵器、つまり現代ロボを狙ってるのであればまだクレア姫は次元法使えないってことだよな~と思うと、ダレモイネの時期頭首がそんな感じでええんです?とは思わなくもないような……(使えるけど欲しい、みたいな感じなのかな)
……めちゃくちゃ色々言ってるけどこの漫画はシャーマンキングじゃないよ……
マンキンとは切り離されたスターシステムだと思わなくも…ないよ…
PHASE19(現段階最終話)
冒頭で話すのは前作当時の四駆郎と、その事実を告げられた皇快男児。
皇さんの目に光が宿りました。世界線が違うからか今までなんだかギャグキャラ小物感がありましたのでここでようやく本領発揮な感じがします。
さてコロコロアニキ&週刊コロコロコミック最終回であるこの回。
コロコロアニキ本誌がこの回をもって休刊となるにあたっての実質連載終了です。
しかしアニキの最終ページには「次回、完結!!最終回は大ボリュームで準備中!続報は2021年夏頃にコロコロオンラインにて発表予定」とありますがコロコロオンラインを覗いても全く音沙汰ありません。
2021年夏といえばシャーマンキング令和アニメ放映中。

シャーマンキング原画展も主人公の出身地、出雲で開催されたりなど、なかなか武井先生が多忙すぎたようにお見受けできます。
マガジンエッジにて連載していたシャーマンキングスーパースターシリーズも休載が続いていた時期でもありますね。
(アニメ放映している掻き入れ時に休載ってどゆこと……とマンキンファンは思ったりしました)
ですが2024年になって進展が。
季刊エス2024年10月号の武井先生インタビューにて「四駆郎を完結させたい」とお話がありました!
バックナンバーは富士山ドットコムで買えるよ~
週刊コロコロコミックのハイパーダッシュ!四駆郎の配信は2025年3月だったのですが、その最終ページにも「発表は夏頃!」と本誌の頃と同じ文面が……
「夏頃発表」はもしかしたら2025年の夏……?なのかもしれない!
とにかく続きを待っています。こうして感想を更新しながら待ってます……
向かうは阿蘇山地下遺跡
地獄ラリーの最終ステージ。あの歴史人物すら追っていたゴールがまさか阿蘇山なんてな。
クレア姫、わりとお子様……?と思わせる容姿ですが、実際はどうなんだろ。
ダレモイネは民衆を「羊」、自分達を「羊飼い」と呼ぶのはシャーマンキングでも同じですね。


ってかクロム爺、一番暑そうな恰好してるわね……姫だかなんだかしらねーが子供に銃ブッパするなんて普通に感じ悪い。
ダレモイネの名は進駆郎も聞いたことがあるといいますが、その背景はどう見てもシャーマンキングと同じです。
1500年~1999年のシャーマンキング、フラ・ヤービスの意思を反映して資本主義を地上実行する部隊がダレモイネ。
大きな会社の役員なんかはここに属している者が多いですね。人を密かにお金の力で動かしたりします。
リアルにも普通にありそうな光景ですが、これ以上踏み込むと違う話題になりそうなので漫画の感想に戻ります。
あまり民衆の前で騒いだりする組織ではありませんが、クレア姫はかな~り自慢げにぺちゃくちゃ喋りますね。
マンキンのスピメア氏とキャリア含めて比べてはいけない気もするけど、本当に時期頭首の器が彼女にあるんだろうか……というか現頭首も誰だかわかんないしな……鴨川みたいに扱いやすい人が表向きのボスにさせられて、裏で良いように操られる場合もある。
「羊は愚か~」とか言ってる人が実は羊だったりするパターン、武井作品なら普通にありえます。
そもそもマンキンのダレモイネ幹部は全員時空を操る能力など2014年段階でとっくに習得済みで、それを使いこなしている集団ですから、まだその時空の力を持っていないクレア姫……それどころか自分の力ではなく組織の名を古代遺跡の力に頼ろうとするクレア姫……ちょっと……今思うと……どうなんだ……
源駆郎、人質に……最終レースへ
オーバーザホライゾンを取られちゃった白髪の源さん。30年後の姿ですもんね。おじいちゃんになっちゃうよね(でも元気)
ハイパーダッシュ軍団とダークドミニオンズが連合してダッシュ・ドミニオンに改名してるの面白い。
みんな味方。みんな友達。
四駆郎とキルがおもいっきりクレア姫をシカトして二人の勝負にしてるのも好き。
最終ページでアダルト四駆郎が出した新たな機体とは……!続きが待ち遠しいよ~~!!