シャーマンキングと直接繋がっている仏ゾーン、愛蔵版の下巻が2024年11月8日に発売となりました!
サッちゃんはこれで集英社、講談社、小学館と三大出版社への進出をしましたね!おめでとうございます!
こんなに出版社を跨ぐとは……まさに全てを救うミロク様!そして武井先生は令和の手塚治虫になるのだろうか……
仏ゾーン愛蔵版は紙版、そして電子書籍版も販売しております。
今回、下巻はアニメイトでの購入特典でイラストカードが付いてきます!
この記事では仏ゾーン愛蔵版下巻のストーリーと、書き下ろし部分の感想を書いていきます。
特にシャーマンキングへとのつながりを意識して書いてみました。
上巻と合わせてお楽しみください!
当記事ではシャーマンキング最新続編「SHAMAN KING THE SUPER STAR」を含む全てのシャーマンキングシリーズの展開も踏まえた考察も展開しています。
未読の方は「ふーん、そうなんだ?」「令和のマンキンそんな感じなの?」程度でお読みください。
もしくはシャーマンキングシリーズを一読願います。対象巻のリンク貼っときます。
仏ゾーンの続編にあたるシャーマンキングも講談社にて2024年リアルタイムに新章連載中。
現在サッちゃん周辺が衝撃的な展開になっているのでショックで気絶する可能性も……
未読の方はマジで閲覧注意です。でもサッちゃんの旅の果てを見届ける為には必読です。
マンキンも新刊同時発売!めでたい!
今回下巻に収録されているのは、後述する描きおろしの他
- 本編10話~19話
- 特別読み切り「デスゼロ」
- 特別読み切り「ITAKOのANNA」
- 【図解】仏ゾーンの見方(明王・天・その他編)
- ドラマCD用イラスト
- 文庫版表紙イラスト
- 廉価版表紙イラスト
- 週刊少年ジャンプ掲載カットイラスト
- 当時のカラーイラスト
等、もう愛蔵版上下巻揃えたら他のシリーズ全部処分しても問題なさそう!というくらいの完全網羅!ありがたい!
もう家の収納が限界なので悩むところです。でも多分捨てられません。
描きおろしについて
仏ゾーン愛蔵版下巻の描きおろしは
- 表紙
- 仏ゾーン回顧録 武井宏之インタビュー[下]「仏ゾーン」への道程
- 描きおろしイラスト「アシュラ(2024)」
- 描きおろしイラスト「ジゾウ(2024)」
- 描きおろしイラスト「バトウ(2024)」
特にインタビューは必読です。まさか武井先生が忍空のアシスタントをなさってたとは知らなかった……
先生が影響を受けた漫画の紹介もありましたので、私も時間を見つけて読みたいところ!
多数紹介されていたのでブックライブならまとめて読めるかな……手塚治虫作品とか……
仏ゾーンのサッちゃんがどうなるのかは今後のシャーマンキングで明かされるそうなのでおとなしく見守りたいと思います……!
仏10 煩悩を断つ男
バトウ兄さんが登場!センジュくんリストラ勧告です。
なんでしょうね、バトウ兄さんのこの影の濃さは!どこかの漫画でも見た事のある濃さ!背景薔薇ですし……
センジュくんとジゾウくんが喧嘩しているのもなかなか今では想像しづらい展開ではありますが(大日如来になる前のセンジュくんだからどこか人間らしさが残ってる感じがする)
今では見る事のできないお茶目な漫画技法が見られて嬉しいですね。喧嘩中のフキダシが可愛い。
箕輪組の方々がお坊さんになるのでいきなり治安の悪い西岸寺。防犯の意味では完璧ですが……
拳銃持った坊主を見て真っ先に思い出すのも某漫画。元ネタアクション映画とかあるのかな。
ちなみに連載開始時期はほぼ一緒です。
バトウにやられて「仏も神もいねのかよぉ」と嘆く彼ら。お寺にいながらも何も信じていなくてコミカル。
仏11 強い気持ち 強い愛
バトウさんひたすら個性が強いぞ。あと背景とか本編とは関係ない部分の遊びも個性が強いぞ。
画面が賑やかで面白いんですよね仏ゾーン。勢いがあるというか……
センジュくんがリストラされ、自分の悔しい気持ちに気付くというシリアスな話ではあるんですけど、どこまでも前向きというか……読み手にまでシリアスを持ち込まないというか……
ところでセンジュくんからの「守る」発言にサッちゃんが真っ赤になっちゃうの可愛い。
恋愛感情がなかったとしても心動くものがありますよね。
仏12 ANNA
盗んだバイクで走り出すバトウ兄さん。交通安全の神。
前回イメチェンしたサッちゃんの服の色が急に変わっていますが気にしません。
さて今回はアンナさん!初代ITAKOのANNAさんの登場です!
シャーマンキングのアンナさんは二代目です。
初代アンナさんが今回ヤンキーを退治した技は確実に「憑依合体」
後のシャーマンキング本編の基本技となります。
当時13歳の初代アンナさん。上記のマンキン続編では俳優となりアメリカで活躍します。
きっと最新話ではもっと高度な技が見られるかも……しれません。
【マンキン繋がり考察】マーラが人前に出ない理由について
麻倉葉が序盤から言っている「霊の見える人間に悪い奴はいない」はつまり、「神仏を信仰する人間に悪い奴はいない」に言い換えることができそうな今回のマーラについて。
続編以降のシャーマンキングシリーズに出てくる悪いキャラは「霊が見えない」「信仰心がない」「何も考えない」人間と考えられるので、正にマーラが好みそうな人種が「悪い奴」と言えそうです。
仏ゾーンに登場するマーラはシャーマンキングにも登場するのかな……
このとんでも展開になっているタイミングでの愛蔵版発売に何か意味があるような気がしてならない……
仏13 イタコのアンナ 仏師を呼ぶ
二代目アンナさんはたしかに「行動のイタコ」ではないですね。
初代アンナさんが使用している「妖刀春雨」は多分読み切り版にも登場する春雨であって、シャーマンキングの阿弥陀丸が所持している「春雨」とは別物の可能性があります。
それにしても降霊一回千円は逆に安い気がする。中学生の金銭感覚!
サッちゃんとアンナちゃんが会話で仲良くなっていくシーンはただただほっこり。
ジゾウくんとマタムネと木乃さんは会ったことがあるのかなあ、とか、色々考えてしまいますね。
【シャーマンキング繋がり考察】安井旅館と麻倉木乃について
安井旅館は二代目アンナさんが育った家とおそらく同じです。
初代アンナさんのおばあちゃん(キヨ)と、二代目アンナさんのおばあちゃん(麻倉葉の祖母、麻倉木乃)は時代を考慮すると別人です。
西岸サチ(サティ・サイガン)の生年月日は1963年12月31日。
仏ゾーン本編でのサッちゃんは12歳なので、彼女の誕生月も加味してこの物語は1975年ということになります。
1975年は最終回ではっきりと明言されていますね。
初代アンナさんは13歳。おそらく1962年生まれ。
麻倉木乃は1924年生まれなので、仏ゾーン1975年地点で51歳。
ちなみに麻倉葉明と麻倉木乃の娘、麻倉茎子(葉とハオの母)は1960年生まれなので、当時15歳。まさかのヒロインズと同年代。
シャーマンキング世界観にしては木乃さんは珍しく高齢出産ですね(どのキャラもめっちゃ早く生む)(特に麻倉は)
もしかしたらもっと前にご結婚はされていて、戦時中に家族を失ってイタコになり、そのあとに麻倉家に嫁いだのかも……
おそらくこの時の木乃さんは出雲にいるのかもしれません。茎子さんが厳しいシャーマン修行をしていると記載があるので……
考察資料
仏14 傷だらけの仏師
センジュくんの誕生秘話が明かされます。おせんちゃん可愛いなあ!
このようなエピソードでセンジュくんは誕生したので、やっぱり後にセンジュくんが悟りを開き「大日如来」となった魂と、
まだ悟りを開く前の作中のセンジュくんは別人なのかなあ……
全然ルシフェルとの関係が見えてこない。
マンキンに登場するセンジュくんは既に「千手観音菩薩」ではなく「大日如来」なのでどこか冷めているようにも見える……キャラが変わっているような、それともサッちゃんが成長していく過程でセンジュくんも変化しているのか……
シャーマンキングを見届けたいなあ……
【マンキン繋がり考察】千手観音菩薩のセンジュと大日如来のセンジュは別物?
センジュくんとルシフェルの関係が明かされたシャーマンキングシリーズですが、仏国土の方々はそれを知っていてセンジュくんをサッちゃんの傍に置いたのかな……
それともサッちゃんの家にたまたま千手観音菩薩があったからセンジュくんが選ばれただけなのかな……
サッちゃんはダレモイネ(スピメア)に仕組まれて西岸寺に置かれた可能性がありそうですし……
サッちゃんの両親によるヘアピンも未解決のまま仏ゾーンが連載終了してしまうので、そのヘアピンはもしかしてスピメアのもので、
サッちゃんはダレモイネに拾われてダレモイネ傘下の孤児院に入れられる予定だった子で、シャーマン能力が強いからあえてルシフェルと融合されるセンジュが宿る千手観音菩薩が置いてある西岸寺に置き去りにした、みたいな……(日本語が迷子…ごめん…)
それともルシフェルが関係しているのはあくまで大日如来で、この時まだ千手観音菩薩だったセンジュくんとルシフェルは関係ないのかな……この辺の事がよくわかってない。
仏ゾーン自体がこの時代の当時のシャーマンキング様(フラ・ヤービス)によって作られたものなので、仏国土にいるキャラがシャーマンキング様と手を組んでいる可能性もあるような、ないような……
後付け設定になるのは当然としてアーマーを掘った今回の仏師さんと仏ゾーンを創り出したフラ・ヤービスの関連性も知りたいところ……
というかこの考察も妄想の一種でしかないので、言ってることトンチンカンの可能性もありますが。
仏15 賽の河原の決戦
センジュVSバトウ!相変わらずめちゃくちゃ濃いバトウ兄さん。歌も上手い。
戦い方も濃い。どこかの漫画のキャラクターを思い出してしまう。
彼は決して悪役ではない。だから親切にセンジュくんのアーマーが直るのを待っているし、マーラが近付かないように見張っていたのですね。(だって最初から敵じゃないもん)
そしてやってくるアシュラくん率いる天竜八部衆……普通にもっと彼らの活躍が見たかった……
アシュラくんのデザインがとにかく好みなので座っているだけでもサマになるし、今回の下巻の表紙にもなって嬉し~い!
CV:石田彰も続投のままシャーマンキングスーパースターもアニメ化して欲し~い!
(と思ったけどサッちゃん令和マンキン三石琴乃さんだし、センジュくんも朴璐美さんでマンキンのメインキャラ兼役なのはわりときついと思うので変わる気もする)
(それ言うとジゾウくんもバトウさんも続投厳しいが?)
(アンナさんも初代二代目三代目でそれぞれ違う声優さんの方が面白い気もする)
(つまァり……みんな変わってしまうのでは……?)
仏16 危険仏
危険物……
仏理攻撃……言葉のセンスが大爆発しています。
センジュVSバトウに決着。センジュリストラの真相が明かされます。
こんな展開だったっけ?と完全に忘れているので新鮮な反応ができます。そりゃバトウ兄さんが優しい訳だ。
センジュくんを試すアシュラくん。このあたりから急展開です。なぜなら打ち切り勧告されているかr……
マスコットキャラがとんでもないことに巻き込まれる。慈悲がない。容赦もない。
さすが反王道を突き進む作品ですが、センジュくんにとっては本当の意味で試練ですし、センジュくんに頑張って欲しい!と共感できる部分が増える事も確かです。
こういう部分で作品構成のセンスが光ります。
仏17 バトウ往生
アシュラくんを救え!!という話。バトウさんが思いっきり答えを言っていてわかりやすすぎます。アシュラくんはある意味被害者側です。心がやられてしまったんですねえ。
でもこんなのが許される訳ないだろ!となってるセンジュジゾウもごもっともですし。自分がかわいそうだからって他人を攻撃して良いはずがない。
思えばシャーマンキングのハオ様もアシュラくんに近い心境の持ち主で、それを葉くんが救います。
仏ゾーンでやろうとしている事をシャーマンキングで昇華した、という感じ、なのかなあ……と思いますし、
続編マンキンでもアシュラくんのように実は助けを必要としているキャラクターがいますよね。
同じく許されないことばかりしていますが……
それにしても五部浄の正体、誇張なしでビビりましたわ。怖いわ。
仏18 地蔵 諸行無常
打ち切り決まった途端に味方側を全滅させる展開、やりたい放題だ!
ジゾウくんがとにかくやりたい放題だ!
アシュラくんもお地蔵様をぶっ壊しまくっている!やりたい放題だ!
でもそこまでしないとセンジュくんは覚悟が決まらない!そのくらい気持ちを整理することが難しい話でもあります。
菩薩であるセンジュくんだからアシュラくんに対して怒りを抱かず「かわいそう」と言えるのかもしれません。
普通の人にはそれを強いるのは難しい。でもアシュラくんの今後の行動次第では人は許せたりする場合もあるんですよね……普通の行動では難しいかもしれませんが。
仏19 最終話 未来
アシュラくんを全力で受け止めたセンジュくん!
アシュラくんが根こそぎ救われたというよりは、こうして受け止めてくれる人がいて、話を聞いてくれる人がいて和らいだといった方が正しいのかもしれません。
憎しみを吸いこんでアシュラくんが抱えていた世界に迷い込むセンジュくん。
菩薩の彼でも参りそうになっているのを見ていると、完全には浄化できないのが憎しみです。
そんなセンジュくんを救ったのが1999年、36歳で悟りを開いたサッちゃん。サティ様です。
36歳で悟りなんか開けるのかよ、と思いますがまさにそうで、サティ様はここからがしんどいんですよね……
【シャーマンキング繋がり考察】サチが悟りを開いたのはシャーマンファイト中?
ところでシャーマンキングが決まったのが2000年1月なので、1999年はシャーマンファイト真っ最中。
1963年12月31日生まれのサティ様、36歳になったのはキングが決まる寸前、トーナメントの最中かその直前だと思われます。
つまり実際悟りを開いたのはシャーマンファイトが終わってから説……いやわかりません。わかりませんが。
たしかにサティ様の試練はシャーマンファイトが終わってG8絡みが始まってからだと思うので、そこで悟りを開くのはわからなくもない……ような……
仏ゾーンが終わっても続きはシャーマンキングでサッちゃんやセンジュくんの活躍が見られます!
全然終わってないよ!楽しく見届けられたらなと思います!
次回