エヴァニワカによるシン・エヴァンゲリオン劇場版:||【個人感想】

エヴァンゲリオン。

それは社会現象を起こした、名作。

25年続く歴史。

その物語と世界観。

エヴァンゲリオンの最後の映画を見てきたばかりの頃に書いた感想記事です。

当時、誰もが「観たよ!」としかSNSにツイートできないネタバレは隠せ!という暗黙のルールが当タイムラインにもありましたので、ではせっかくならネタバレありの感想はブログにまとめるかぁ、という軽い気持ちで書いていました。

当記事はタイトル通り、エヴァンゲリオンにあまり詳しくない30代主婦による感想をしたためたものになります。

一通りシリーズは見ているはずなんですけど理解力もなく、もちろんコアな方々には到底及ばない者による視点から書いたものなので、お手柔らかにお願いします。




目次

まずは感想主のステータスやエヴァ度について説明します。

これから今映画の感想を綴るにあたり、まずは感想主の私がどのくらいエヴァンゲリオンをたしなんでいるのか、また現在どの程度の年齢で、どの程度の年代から見始めたのか、その辺を説明しないと感想に説得力が持てないので紹介していきますね。

私がこの記事を書く前に他の方の感想をいくつか拝見したのですが、その感想主の背景によって感想と解釈がかなり変わってくるなと思ったので先に明記しておきます。

 コアなファンにはコアなファンなりの、今シンジくん達と同じ年齢の令和の中学生には中学生なりの感想があると思うのです。

感想主プロフィール

私は平成初期生まれ、上映当時はまだ子供がいなかった30代主婦です。

エヴァを最初に見始めたのは記憶は定かではないのですがおそらく学生時代。小学生か中学生か高校生か……記憶にないので定かではありませんが未成年であることは確かです。

最初に見たのはテレビアニメシリーズ。

出演:緒方恵美, 出演:山口由里子, 出演:三石琴乃, 出演:林原めぐみ, 出演:宮村優子, 監督:庵野秀明, 監督:摩砂雪, 監督:鶴巻和哉

 リアルタイムでは視聴していません。

スカパーの再放送とか、なんかそんな感じのフワっとテレビつけたらたまたまやってたから見た、みたいな感じです。

そのまま運よく旧劇場版も見られて「まあなんとなく知ってる」くらいの知識の浅さです。

その時の感想「わからん」だったと思います。

エヴァをぼんやりではなく最初から通して一度は見るか、と思うようになったのは身内にエヴァ好きが現れて、

アスカ推しのその人は「破」を何回も見た、と語るのです。

「へ~、そうなんだ~」と当時はなんの興味もわかなかったので話半分で聞いていた私ですが、「Q」の劇場公開の時に丁度「序、破」がテレビ放映され、「おお、綺麗じゃん!!」「アニメ版から進化してる~!」と感動してから「Q」は映画館にぼっち参戦という……

今まで「無料でなんとなく」見ていたエヴァを唐突に劇場まで見に行くという謎の経歴を持っています。

この頃2012年。私は学生を卒業し成人し会社員になっていました。

「Q」の後半「何を言ってるのか全然意味がわからないよ!」と劇中嘆くシンジ君に「ほんとだよ!!!」とその場でツッコミを入れたくなる感想を持ち劇場をあとにした経験があります。

その程度の浅~いエヴァ好きです。

 各作品を一回ずつくらいしか見ていない程度のライト層です。

「エヴァンゲリオン」と「ヱヴァンゲリヲン」の違いすらわかってないです。

使徒がなんなのかもわかってないし世界観なんてフィーリングです。

でもアスカ好きだよ。

その「わけわからん」「でもなんか好き」「でもそこまで深く追求する程のめり込んでいない」レベルの人間が書くシン・エヴァンゲリオン感想。

そんな層の感想が読みたい人もいるのかな?需要があるのはガチ勢ファンの感想か完全初見者の感想では?と思いつつも私はどちらにも当てはまらないのでごめんなさい。

 ということで今回の当記事はシン・エヴァンゲリオン劇場版:||のネタバレを多大に含みます。




シン・エヴァンゲリオン劇場版:||総合感想

ちゃんと綺麗に終わって良かったな!!!!!!!!!

 これが第一感想でした。

終わる終わる詐欺が最近どの作品も多いので……「どうせまた別世界線で別ルート作ってシンジくんを苦しめるんだろ?」と心のどこかで思っていました。

以前はアスカのハキハキ物を言う所が大好きだったので、正直うじうじしてる思春期シンジくんに苦手意識がありました。

この映画の直前に金曜ロードショーで序破Qを復習してから映画館に来たんですけど、私が年を取った&社会人経験を積んだせいか

 「シンジくん、あまりにもかわいそうすぎん?」

「ミサトもゲンドウもシンジくんに対して説明不足すぎてダメな大人でダメな上司すぎて無理」

「報連相!!報連相!!!仕事ならコミュニケ取れェ!!!」とまで思うようになり

もうシンジくんいじめないでくれよ……シンジくんはまともでカッコイイ子だよ…という近所のおばちゃんムーブが炸裂してたという……

そのミサトさんやゲンドウの心にもきちんと決着がついたので、そういう意味でも私は今回の映画は良かったなと思っています。

2人を嫌いなまま終わらなくて良かった。

今までのエヴァは「国語の教科書!」「視聴者に解釈は任せたぜ!」という作風に受け取っていたのですが、今回は説明がわりとちゃんとされていて全シリーズの中で表面上は比較的わかりやすい映画になっているなという印象です。

わし

あれ……私にもわかるかも……しれない……

みたいな

「わからん」が売り(?)のエヴァにおいて「わかりやすければ良い」という問題でもないのですが、わからなさすぎるのは完結編においては首を傾げるのでこのくらいの説明量で丁度良かった気もします。

いくら比較的わかりやすくてもやはり世界観とか用語とか、マリちゃんの事とか細かいところは私にはわからないので「主軸となるシンジ君の心の物語に必要ではない部分の説明を省く」手法はバランスが良くて上手いと思います。

(マリちゃんに関しては鑑賞後に友人に解説して頂きました)

とはいえ万人受けはしないなあ

エヴァ全く知らない友人に「今の映画見に行きな!」みたいな宣伝はできませんね…

普段アニメを見ていない会社のパート主婦の方とかには言えないですよね……

でもアニメーションの美しさという点では全員に見て欲しいなあとは思うんですけどね。

泣いたポイント

綾波がシンジくんに寄り添うシーン。

「なんでみんな僕に優しくするんだ!」の所、ボロッボロ泣いた。

「みんな碇君の事が好きだから」でもうダメだった。

誰かに認めてもらえる、受け入れてもらえる、それを口に出して直接言ってくれる人がいる。

こんなに人の温かみを綾波がインプットして、アウトプットするの、ずるい。

前作や前々作やもっと前からシンジくんに助けられた綾波が今度はシンジくんに返すの、たまらん。

そりゃ頑張るよシンジくんは。

元々は強い子なんだから。

あとはシンジくんの代わりにユイさんが請け負う所。

ここは言わずもがなだ……家族愛に弱い。

こんなに心情描写とカメラワークと間の取り方の上手いアニメ、あります?

かつて子供だったキャラが大人になり、大人だと思ってたキャラは子供だった。

例えば碇ゲンドウ、彼もずっと大人になれないまま体だけが大きくなってしまったんだなと、なんか刺さってしまった……

彼を否定できない。部分部分にわかる所があるから。

大人になりたくてなる訳じゃない。

責任を負うのは怖いし、怒られたくないし、楽しく生きたいし。逃げたいし。

大切な人がいなくなって受け入れられない気持ちもわからなくもない。

ユイさん以外の人間を信じられない彼が子育てなんかできるわけがない。

子供に触れるのが怖いから逃げる。孤独に逃げる。でも見捨てた訳ではない。

シンジくんは孤独ではない事に気付いたんですね。

だから前に進める。

ゲンドウだって孤独ではなかったはずなのにね。冬月さんなんて最後まで一緒だったじゃないですかあ。

最後のマリさんとのシーン、初見では「おお、シンジくんが自分の意志で飛び出したりマリさんに冗談言えたりしている……良いバディじゃないですか……」と思ってたんですけどこれ恋人同士でしたか?

私にはシンジとマリは「仲の良い仕事の同僚」としか思ってなかった……でもそうか……大の大人が付き合ってもいない女性の手握ったりせんか……そうか……

碇シンジの声優変更と各キャラの結末について

声帯変化に関しては大人になったし良いのではないでしょうか。

「シンジくんが大人になる」がテーマの映画だと思うので。

緒方恵美さんからの卒業、悪くないと思います。

綾波レイ。

彼女は大人になったというか、やっとスタートラインに立てた。もう思うままに生きての一言。お幸せに。

私がふと気付いたのはアスカです。

アスカは自分で「大人になった」ってQから言ってますし、でも蓋開けてみれば日中ゲームばっかりしてるし、綾波には「何もしてない」って言われて反論する割にエヴァ素人の私から見ても「何もしてない」ように見えるんですよねえ……

シンジくんにはガキだのなんだの言ってますが結局は自分も本当はそうしたかったの裏返しなんだなあと……なんとなく……28歳になっても子供に憧れていたんだろうか。

でも今まで精一杯背伸びしてたアスカはケンケンさんと再会して、むしろそれで良いんだよ、やっと甘えられて心を許せる人が現れたねと……お幸せに。

そしてトウジ……

文句なしに良い男になったな……

私はね……カヲルくんと梶さんはさっぱりわけがわからなかった……

ここは他の方の考察を見て勉強しますのでここでは言及しませんが、梶さんとミサトさんも再会できたらいいな。




その他ニワカが思った事を薄く……

第三村の……な~る、あの映像美、な~~るほどスタジオジブリ……

エンディング見て納得した……

少し話がそれますがQの同時上映だった巨神兵が東京に来るやつ、アレもう一度見たいですね……

私はシン・ゴジラも大好きなんですけど、庵野監督のそういう演出、私の癖に刺さる。

あとはもう25年ずーっと同じキャストなのは本当に恵まれてますよ……

声に衰えがないし……すごい……

エンディングはゲンドウの事かな?って思いました。世界は美しいね。

綺麗にハッピーエンドだったので個人的には後味がすっきりしてました。

シンジくんが創った「エヴァに乗らなくていい世界」

その世界で生きようって視聴者に思わせてくれるならシンジくんは主人公でみんなのヒーローだ!

ただひとつ。

「さようなら。全てのエヴァンゲリオン」

って私も言いたいんですけど

浅い知識で見てしまった私はむしろ

「こんにちは、私のエヴァンゲリオン」かも……しれませんね……

※何度も記述しますがこちらは個人感想です。

おまけ:新宿バルド9エヴァ仕様

せっかく新宿バルト9に来たので!

新宿の綾波レイ

人混みがすごかったので写真の撮り方が悪くてごめん……

新宿バルド9エヴァサイン

スタッフサイン

新宿のエヴァ
劇場版エヴァオリジナルメニュー
ロンギヌスの槍

 コラボフード




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