トランヴェール
それはJR東日本、新幹線の座席前にある網の所に挟まっている雑誌の事です。
新幹線の車内でなんとなく手に取ってしまうその情報誌は持ち帰りも可能。
北海道、東北、山形、秋田、上越、北陸 の新幹線が頒布対象らしいですね。
さて突然なぜにこんな記事を書いているかというと、
私の大好きな漫画家、武井宏之先生が
2020年7月号のトランヴェールに寄稿していらっしゃるのだ!!!
どうしても欲しくて東京、上野間で新幹線に乗ろうか悩んだのですが……(所要時間約5分、約1000円くらいで乗れる)
普通に購入しました。
ということで、富士山マガジン通販で購入しました。
2024年11月現在、まだバックナンバーで購入可能です。
バックナンバーにも限りがあるようなので(アンナさんが表紙の2017年10月号の武井宏之特集はもう注文不可になっていました)
お早めの購入がオススメです。
2020年7月に武井宏之先生の寄稿漫画
2020年8月号はアイヌ特集で軽くホロホロの紹介をしているので、合わせてお手元に置いておくことをおススメします。
そしてなんと実はJR東日本のホームページのバックナンバーで読めたりするので購入前にまずは一読を。
シャーマンキングファン必見、武井ノマド感想
これは読書感想文なので主観しかないし
実際に読んで頂かないとこの感情の高ぶりが共有できないのですが……
シャーマンキングを読んでいるのでそのあたりも含ませた感想になります。
まず読後すぐに竜さんのパーキングエリアでまん太に語る場面がフラッシュバックしました。
私が最初に出会ったマンキンの話、アニメの竜さんとまん太が出雲に向かう話なんですよ……
この一話が小学生の子供ながらに、なぜかなんだか大きな衝撃を受けた思い出があって、そこから毎週アニメを見るようになったことがシャーマンキングを好きになり、こうして20年以上も好きでい続けているきっかけなので、
アニメ越しだったけどいきなり武井節の濃い部分をぶっかけられて私の人生が構築されている……
私もわかってしまう。
パーキングエリアのコミューンのノスタルジーも、
想像で旅する瞬間は実際のどの旅よりも輝いている事も。
武井先生のベストプレイスって、実際にある場所だけじゃなくて、心の中も大切にしてるんだろうな……という
「エモ言われぬ感情」が言葉で表現しづらいけど感覚的にわかってしまい
思わず懐かしさに泣いてしまった。
武井先生が恐山ル・ヴォワールをここまでの感動作に仕上げたのはこのような経験があったからなんじゃないかな……
武井先生はインプットしたものを強い精度でアウトプットするのが上手いんだなと……文章の使い方も、その文章に合わせた絵柄も的確だったんだと思う。
才能がマルチすぎる。
私も東北地区出身で青森にも住んでいた事あって、引っ越しを繰り返してるので、 昔住んでた土地とか思い出す時の感覚に近いかも。
青森の雪、本当に音がしないし、 足跡すらない一面の雪が月面のように明るい感覚もわかる。
駅から遠かったので青森の鉄道の音は聞いた事はないけれど
千葉の木更津に住んでた時は線路が家から100mくらいの距離にあって、毎日電車の踏切の音を聞いてたなぁ(実はそんなにうるさくないんですよ)
武井先生、詩人……
私の自分が書いた小説の文体を意識した事はなかったけれど、実は心の奥底、無意識に武井先生の影響を受けまくってるんじゃ……と認識してしまったやつ……
昔先生のリンゴウラミウタとか影響受けて作詞とかしませんでした?私はした。
武井宏之作品、最初に見た話から、もう好きになるべくして出会ったって感じする……
たった4ページのマンガで思うことがあまりにも多すぎた…抉られた。
私、今回のこの寄稿漫画読んでシャーマンキング終わっても武井先生を永久に追いかけるんだろうなって確信しましたね。
武井節と武井宏之先生の作風が好きだからシャーマンキングをここまで好きでいられるんだと思うし、武井先生の道蓮だからこそ恋してしまったくらい好きなんですよね……きっと… …
ノマドって何
もう今となってはご存じの方が大半かと思いますが、私はこの作品を読んだ当時は存じ上げない単語だったので調べたんですよ~~!
ノマドとは「遊牧民」「放浪者」の意。
定住地を持たずに移動しながら暮らす
であるとか
決まったオフィスで働くのではなく、さまざまな場所で働く働き方を「ノマドワーカー」
と呼ぶのですね。
多分この言葉が広く使われるようになったのってコロナ禍以降、リモートワークという働き方ができるようになってからですよね。
「武井ノマド」
武井先生は講談社でシャーマンキングを連載していますが
その他にも小学館でハイパーダッシュ四駆郎を連載していたり
他者にイラストを寄稿していたり、アニメ作品のキャラデザしたり、
正に会社を定住させないノマドワーカーじゃん!って思ったし
窓から見える……という今回のエッセイ漫画からの
「武井家の窓」とかけてるんだなぁって
とっても心が穏やかになれる素敵な作品でした。
ぜひ一度神の雑誌をお手に取ってご覧頂きたい、隠れた名作です。
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